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ぼくと、おきゃくさん(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、きょうは、たいせつなおきゃくさんがくるからといって、
あさから、しゃかりきで、うえのいえを、かたづけていました。
あわてていたのか、えあこんを、きりわすれていったので、
ぼくは、いいきもちで、ずっと、ねていました。

かいぬしは、ひるごろに、もどってきて、
だいどころで、たったまま、ごはんをたべていたので、
ぼくも、なにかもらおうとおもって、いったら、
「やれやれ、おまえは、ずっと、ねてたんだろう。
わたしは、いそがしく、はたらいていて、
やっと、ひとくち、なにか、たべにきたというのに」
と、いいながら、それでも、おやつをくれました。

そのあと、おんなのおきゃくさんが、ふたり、きました。
みんなで、おちゃを、のんで、おかしをたべていたので、
ぼくも、まわりをあるいたり、てーぶるに、あがったり、
ぼくなりに、さーびすをしました。
「ばかじゃないんだけど、きほん、びびりでして」と、
かいぬしは、ぼくのことを、せつめいしていました。

おきゃくさんたちが、しごとの、うちあわせをして、かえったあとで、
かいぬしは、うでぐみをして、
「うーん、がんばってしごとをしないと、いけないなあ」
と、うなっていました。

おきゃくさんのひとりは、まだわかいひとだったけど、
じゅうはっさいのときに、だいがくで、ひろった、
じゅうきゅうさいになる、ねこを、かっていて、
「だれよりも、ねことくらしたとしつきが、ながい」とわらっていました。
「そのねこしか、しらないから、ほかのねこのことは、わからない」ということです。
「いっぴきいっぴき、ちがいますからねえ」と、かいぬしは、いっていました。

もうひとりの、おきゃくさんが、
「いぬは、かいぬしに、にるというけど、ねこもそうですか」ときくと、かいぬしは、
「そういいますけど、わたしのかんがえでは、
かいぬしが、ねこににてくるんじゃないですかね」といっていました。
そして、おきゃくさんたちが、かえったあとで、
「あんなこといったけど、そのうち、おまえににてくると、こまるな。
ぼけつをほった、はつげんだった」と、ぼくをみて、いっていました。

ぼくは、かいぬしには、になくていいけど、
じゅうきゅうさいまでは、いきてみたいです。

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カツジ猫