ぼくは、どこかな(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
ぼくがせっかく、おけしょうをして、
おでかけのじゅんびをしていたというのに、
かいぬしは、きゅうに、くるまのちょうしがわるくなったからといって、
がいしゅつを、とりやめました。
けさはやく、くるまやさんがきて、くるまをあずかっていったので、
かいぬしは、しばらく、いえにこもることにしたようです。
「まあ、どうせ、ろっかげつてんけんが、おくれていたから、
ちょうどいいや。
さいわい、しょくりょうは、たっぷりかってあるし、
きょうは、いどうはんばいのひともくるから、
おさしみと、くだものは、かえるしな。
いえのなかで、かたづけるしごとは、やまほどあるし、
いろいろ、たいせいを、ととのえておこう」と、
かいぬしは、れいによって、まえむきです。
けさから、せっせと、りょうりをつくって、
ちらかっていたいえを、すこしだけ、かたづけて、
「よしよし」と、まんぞくしていました。
でも、まだまだ、さきはながそうで、
「おかげで、しぬまで、たいくつだけはしないですみそうだよ」と、
あくびしながら、いっています。
ぼくがまだ、いきていたころ、かいぬしは、いえのなかや、
にわのしゃしんをとっていて、
あとで、ぼくがすみっこに、うつっているのをみて、
「あっ、いたのか」といって、おおわらいしていました。
そういうしゃしんが、だいすきだったみたいです。
これも、たぶん、おはなをうつそうとして、
ぼくがいるのに、きづかなかったんじゃないかなとおもいます。
「そして、こんなときにかぎって、
へんにかわいいかおをしているのは、どういうことなのかね」とも、
よくいっていました。
しんでからも、かいぬしにみえないだけで、
ぼくは、まいにち、いっしょにくらしているんだけど、
ひょっとして、しゃしんにうつったりしたら、おもしろいだろうな。
「おまえ、おかしなことをかんがえるなよ」と、
せんぱいねこの、きゃらめるさんは、そんなぼくに、いいました。
「びびりのくせに、ときどき、へんなことをやってのけるからな」と、
はんぶん、おもしろがっているようでした。
くるまは、いつかえってくるのかな。
てんけんがすんで、もどってきたら、
また、かいぬしと、おでかけしようとおもいます。
