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いけめんなガマ

爬虫類が苦手な方は、閲覧注意。がまが出ます(笑)。

大学のころ、私のあだ名が「がま」だったので(研修旅行のときに、ふとんの中で、げこげこと鳴き真似をしたら、うけた)、つい、がまの置物を買い集めていました。就職してからは指導学生もおみやげに買って来てくれたり、母も旅行先で買って来たりしました。

学生は「わー、先生、気持ち悪いから早く受け取って」と、本当にいやそうに包みを渡してくれたけど、イケメン好きの母は、多分じっくり選んで美形のがまを選んだらしく、あとで気づくと、たしかにがまなのに、実にきれいな顔立ちでした。写真ではいまひとつ、伝わらないのが残念です。

この話を行きつけのお店でしたら、「美形のガマなんて想像もつかない」とオーナーがおっしゃるので、ならばと、二匹をかごに入れて連れて行きました。もう何十年も奥の部屋の棚に他のがまたちと並べっぱなしで、ほこりもかぶっていたのを、お湯で洗って拭いてやって、シルクロード展で買ったスカーフに包んでおいてやりました。

学生のくれたのは、オーソドックスな王道のがまで、これはこれで迫力があって好きなのですが、母の選んだがまは、たしかに、おとぎ話のカエル王子はこんな風だったのかという、まごうかたなき美形です。オーナーもなるほどと納得して下さいました(多分)。

テレビのワイドショーは、オリンピック一色でそれはまあ目の保養になりますが、選挙結果の報道が予想していた通りにひどい。まあぼちぼちと書きますが、「なぜ高市総理が圧倒的な勝利をしたか」との分析とかしてますが、簡単ですよ。政権や政策は何一つ述べず、少しでも嫌われるようなことは何一つ言わず、質問や疑問はいっさい受けつけずに逃げ回り、そして考えるひまも与えず資料も情報も示さず、どさくさまぎれに化けの皮がはげない内に投票させた。金にあかせて、選挙違反と言ってもいいスローガンだけの宣伝をした。選挙や政治や民主主義の本質から、あらゆる意味で逸脱したことを承知の上でやってのけた。ただ、それだけの話です。中道の野田さんたちが負けて、いやにしおしおしてますが、何もそんなに恥じることなんかひとつもない。こんな非常識で恥知らずの選挙に勝ったら、そっちの方がよっぽど恥ずかしい。

「しんぶん赤旗」が報道してる、高市選挙の実態をぜひ読んでみて下さい。こんなの選挙でも政治でもない。こんな傾向はすでに去年かその前あたりから、参政党やその他が、やりはじめていたみっともない危険なやり方で、保守だろうと革新だろうと右翼だろうと左翼だろうと、まともな政治家たる者は、こういう傾向を是正しないと国が滅びるという危機感を持って対策するのが普通です。それを、あろうことか、その手法を金と権力でもっと強化して、参政党のお株を奪った。こんなやり方のいちいちを、圧倒的な勝利の理由や原因としてほめたたえるのは、私に言わせればトクリュウの手口を評価してるのと変わりません。

この記事で、推し活みたいに浮かれてる聴衆をバカにする人も多いでしょうが、私はあんまりそこは責める気がしませんね。こういう選挙にならないように、政治家たる者、支配者たる者はくいとめなくちゃならなかった。思想や主義に関係なく、それが何よりのつとめです。それを、とめるどころか、あおって、自分の命綱にしたんですよ。情けないにもほどがある。

ろくにニュースを見てないのですが、私の印象では前にも書いたように、高市さん本人にも支持者にも、何だかさっぱり昂揚感や達成感が見られない。後ろめたさなのか不安なのか、妙に皆、空虚でよるべない顔をしている。多分、何をしたいのかするべきなのか、考えないまま決めないまま、勝つことだけをめざして手当たり次第に何でもしてきたから、これからの方針も理想も展望も思いつけないんでしょ。支持した方も、される方も。

だから私は、「あー、これはすぐ改憲やるな」と思っちゃったんですけどね。だって一番、頭使わなくていいもの。消費税とかその他とか、とりあえずの目くらましで人気をとりながら、まっすぐ強引に手続きして来る。これまでは手強いれいわを集中的にたたいてたけど、今後は共産党をたたきまくるでしょう。共産党と、九条の会をね。そもそも、政府や首相に批判的な人たちの発言を徹底的に攻撃し、つぶしにかかる。もうすでに、Yahooのニュースやコメントに、その傾向がありありです。

共産党にもれいわにも社民党にも中道にも公明党にも自民党内部の良識ある人たちにも、それぞれの立場で、力と知恵の限りをつくして、何とかがんばっていただきたい。もちろん私もそれらの人たちを、全面的に支持します。くりかえしますが、あなたたちは何もまちがっていない。こんな、しょうもない選挙に負けるのは、政治家として人間として、ちゃんと正しい道を守ったからです。ただ、それだけのことですよ。

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カツジ猫