1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくは、なぞのおとこ(カツジ猫)

ぼくは、なぞのおとこ(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

ひがてっているけど、さむいです。
かいぬしは、「けがわをきて、でかけてみようかな」と、
そとをみて、いっています。
あさから、けつあつをはかって、「ちっ、さがらないなあ」といいいながら、
「しごとだしごとだ」といって、ぱそこんをうっていました。
ぼくが、そとから、かえってきて、ゆかをころころころがっていると、
つかまえて、くびや、おなかに、ぶらしをかけます。
ちょっとだけなら、きもちがいいので、
ぼくも、おとなしくしています。

かいぬしが、かえってきて、げんかんをあけるたびに、
ぼくは、だしてもらえないかとおもって、はしっていきます。
ときどき、かいぬしは、「しつこくて、うるさい」と、はらをたてて、
だいどころとの、さかいのとをしめて、ぼくをげんかんにとじこめます。
にゃあにゃあいうと、すぐあけてくれるけど、
ゆうべは、ぼくが、だまっていたら、かいぬしは、ほんとうにわすれてしまって、
だいぶ、じかんがたってから、「かつじ、どこにいったの」とさがしていました。

ぼくはやっぱり、だまっていたけど、かいぬしは、すぐに、
「あっ」と、きがついて、とをあけて、
ぼくが、げんかんのだいのうえに、すわっているのをみて、
なんだか、ふくざつなかおをしていました。

「いごこちがよかったのか、
おこられるとびびったのか、
ふてて、いじはってたのか、
わからないのが、こまる」といいながら、
とりあえず、おやつをくれました。

「ひとでも、ねこでも、わかりやすいと、わたしはたいくつするから、
なにをかんがえているかわからない、
おまえのそういうところは、きらいじゃないけど、
ひとによっては、にがてだろうなあ。
ばんにんむきの、ねこじゃないよね」
と、なんだか、しんぱいそうでした。

いろいろかんがえてもしかたがないから、
ぼくは、とりあえず、しぜんたいで、
なぞのねこでいようと、おもっています。

Twitter Facebook
カツジ猫