ぼくは、ばちばちばち(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
ことしももうすぐ、おわるんだって。
ねこには、かんけいないけどもさ。
かいぬしが、きってわけてくれる「しろさばふぐ」にあきたので、
ぼくは、このごろ、むしするようになりました。
よこめでみて、ねにいくので、かいぬしは、すごくきげんがわるくて、
ぼくたちは、つめたいかんけいでなんにちか、すごしました。
「どうせ、いま、すーぱーにいったって、
おしょうがつの、じょうとうなおさかなやおさしみばかりで、
わたしたちが、たべるようなものはないんだったら」
と、かいぬしはいいながら、ふきげんなかおで、かいものにいきました。
でもやっぱり、「おまえのその、ふけいきなかおをまいにちみていると、
すすむしごともすすまない」といって、おしょうがつようの、たかいおさしみを、
「ああ、じぶんがはずかしい」といいながら、かってきて、
きのうのよる、わけてくれました。
ぼくは、まんぞくして、たべました。
よのなかが、まともになったきがします。
このごろ、ぼくのからだは、かいぬしがさわると、
ぱちぱちびりびり、でんきみたいなのが、はしります。
「くうきがかわいてるからかな。せいでんきが、けがわにたまってるんだね。
むかし、こうこうの、りかのじかんに、せんせいが、
しろいけがわで、がらすぼうをこすってみせてくれたっけ。
あれ、ねこのかわだったのかね」と、かいぬしはいっています。
さわっても、なでても、ばちばちおとがでるので、
ぼくも、かいぬしも、なんだか、かなしいです。
「にんじゃのしょうせつで、はくいきが、どくで、
おとこのひととせっくすできない、おんなにんじゃがいたなあ、そういえば。
まいだすおうが、さわるものが、みんなきんになるのも、こんなきぶんかしら」
と、かいぬしは、なげいています。
ねっとでしらべて、「ぶらっしんぐしたらいいらしいよ。
しめりけをもたせるのもさ」といってたから、
そのうちなにか、くふうしてくれるかな。
しゃしんは、きげんがわるかったときの、ぼくのしっぽです。