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ぼくは、ひとあんしん(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、このまえ、かびんをひっくりかえして、
かーぺっとを、びしょぬれにしました。

ひとばんじゅう、せんぷうきで、かわかして、
「いまいちだな」と、そとにほしたら、
にわかあめで、また、ぜんたいが、ぬれました。

きょうやっと、またにわにほして、
かんぺきに、かわいたので、
かいぬしは「これでよし」といって、
だいどころに、しきました。

そのあいだ、ずっと、だいどころの、いすやてーぶるが、
へんなところにあったので、
かいぬしも、ふべんそうだったけど、
ぼくは、てーぶるに、とびあがれなくて、もっとこまりました。

おもいきって、とびあがったら、もくそくをあやまって、ゆかに、おっこちました。
かいぬしは、「おまえ・・・」といったけど、それきり、みてみぬふりをしました。
かいぬしは、あつくて、いらいらしてたようで、
ぼくも、きぶんがわるくて、ゆかにはいたりして、
かいぬしは、ますます、めげていました。

でもまた、いすも、てーぶるも、ちゃんと、いつものいちになって、
ぼくも、いすにのって、てーぶるに、とびあがって、
ちゃんと、おさしみのさいそくも、できるようになりました。
かいぬしは、いえじゅうに、そうじきをかけて、
ぼくにも、ぶらしをかけて、きれいにしました。

そうじきをかけるあいだ、ぼくは、にわにでて、
かいだんに、はらばいになって、ねていました。
かいぬしは、それをみて、
「やだもう。なんかおまえ、すとりーとちるどれんみたい」といっていました。

ぼくは、ぶらしをかけるのは、わりとすきになりました。
でも、こしのところは、いやなので、あばれます。
かいぬしは、ぼくをだいて、むりに、ぶらしをかけながら、
「ねこは、おばあさんなんか、だいきらいでした」
と、へんなくちょうで、おまじないみたいに、となえています。

へやが、もとのとおりになって、ぼくはまんぞくです。

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カツジ猫