行事がめじろ押し。
◇その前に、こんな署名の依頼が来ていました。…って、なんかすごいアドレスだけど、大丈夫なのかな。だめそうだったらリンクしなおします。そら行け。
奈良市の保健所がかなり乱暴なかたちで、犬猫の殺処分をやってるのを、やめてほしいという署名です。個人の動物虐待も感心しませんが、こういうちゃんとした自治体の機関が税金を使って、手抜きな解決をしているのは、動物たちにとってはもっと被害が大きいんじゃないですかね。
◇さてさて、あちこちで、学習会やら何やらが行われていて、もちろん私も到底全部は行けませんが、ご都合がつくお近くの皆さんは、行けそうなのがあったら、のぞいて見て下さい。
8月17日(日)福岡市中央市民センター3Fホール
映画「はだしのゲン」上映会 前売り1000円、当日1200円(高校生以下は前売り当日とも500円)
保育室で託児もします。事前に申し込みを。連絡先は092-712-2905(新婦人福岡県本部)
8月24日(日)宗像市河東コミセンホール 13時~14時半
「大飯原発差止判決を学ぶ」学習会 講師は弁護士の小出真美さんです。
連絡先は0940-34-1110(弁護士法人奔流オフィス)
9月9日(火)多分東郷駅で、九条の会が統一行動(ビラまき)をします。
9月10日(水)福岡地裁で、福教大賃金カット裁判 14:45~16:45
大学の今の状況を知るためにも、たくさんの方に見に来ていただきたいです。
301号法廷です。西崎緑代表が証人陳述予定です。
ううん、きっと他にもいろいろあるんだろうけどなあ。専用の掲示板コーナーでも作っとくかな。
◇ところで、カツジ猫が自分で(笑)書いてるように、やつは先日、キッチンのテーブルにとびあがろうとして、派手にどさっと落下しました。もう本当に。
あとでさわって見たところではけがはなかったようですが、ジャンプ力だけの問題じゃないですね。力の入れ方とか着地のし方とか、その他もろもろ下手なんじゃないかな。
その後で、ちょっと大きめの丸テーブルには飛び上がれてましたから、どういうか、足場の悪いところとかがだめみたいです。
ちなみに、前脚のはみでた毛はやっぱり切らせてくれません。しかし、ぎゃあぎゃあ言いつつも抵抗は弱まってる気がするので、その内慣れてきたら望みはあります。
熟睡してるときに、脚の先をつかんだりつまんだりして慣らしているのですが、「…ウ」とかのどの奥で眠りながら言っているのが、みょーに笑えます。
◇草刈りの人に「残しといて」と頼んだ庭のはしっこのイチゴが、感謝の印でもありますまいが、白い花が咲いてると思ったら、何と小さな実を二つ三つつけました。赤く熟れたのを食べてみたら、ちゃんとイチゴの味がしました。
暑さはいっこう衰えませんが、それでも昨日は立秋だったようなので、そろそろ冷蔵庫のジュースや、戸棚のそうめんを飲んだり食べたりしてしまわなければと、少しあせっています。
古い方の家の二階にいるグレイスの使っているベッドの毛布やシーツも、一度全部洗ってやらなければ。
ううむ、授業の準備や論文の準備もしなくてはならないのに、まったくすることが多すぎます。
◇最後に残っていたレマルクの「その後に来るもの」を読み始めました。
「西部戦線異状なし」の主人公が戦争終結まで生きのびて故郷に帰るみたいなはじまりで、敵だったアメリカ兵と会って、向こうは記念品をほしがり、こっちは食料をほしがりで物々交換するとか、満員の列車で帰郷する途中、屋根にのってた連中がトンネルでつぶれて死んじゃうとか、もうめっちゃ面白いと言うちゃいかんが、驚くような話ばかりで、読んでるととまりません。
それにしたって「楽園のかげり」でも思ったけど、アメリカって昔からもう死ぬほどアメリカだなあ。「その後に来るもの」の米兵たちの明るさや豊かさや能天気さと来たら。
そして一方で「生命の火花」の地獄のような収容所内や、その他の作品の戦場でも、登場する共産党員たちがこれまた他のいろんな小説と本当に同じで、とことんもう共産党員なんだよなあ。しかも、それが今現在、私の近くにいる共産党の人たちともまったく同じなんだもの。すごいよ、もう。何で?(笑)
まじめで、冷静で、パワフルで、屈しないで、頼りになって、動じない。行動的で、現実的で、理性的。でもインテリでデリケートな主人公なんかからは、いつもちょっと敬遠されたり違和感を持たれたりする。本当に、この時空を超えた一貫性は見事だよ。アメリカという国もそうだけど、ほんとにほんとに「トラのしまは洗っても落ちない」と言うしかない。
ただ「その後に来るもの」は、ほんとに本が古いのよ。紙も黄ばんでカツジじゃなかった活字もかすれて、しかも旧仮名遣いと来たもんだ。私は昔はこれで読んでたから、ちょっとするとまるで苦にならなくなるが、今の若い人たちはこれ絶対に目が拒否するだろうなあ。中身はとことん面白いのに、惜しいことだ。
末尾にレマルクへの、何だかちょっとミーハーな感じのインタビュー記事が載ってて(書いてるのは男性だが、はじめからレマルクは美男子かどうかについて、長々書いてんの)、それからネットで見てたら「愛する時と死する時」がアメリカで映画化された時はレマルクは、教授の役で出てるんだよなあ。どーでもいいけどあの教授は絶対に、彼のイメージではないと思うけど。
でも、そういうちょっとカルイとこもある作家なんだなっていう感じも、よくわかって、これはこれで面白い。