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ぼくは、ひとりでねたくない(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、きのう、いそぎのしごとがあるからといって、
とうとう、てつやしました。
きょうは、とおくまで、でかけるので、
「さすがに、これでくるまをうんてんするのは、だいたんすぎるな」といって、
えきに、くるまをとめて、でんしゃででかけたみたいです。
さっき、かえってきて、はなうたをうたいながら、
ぼくに、「おやつ」をくれました。

「この、しょうひんは、いちじ、なくなっていたけど、
また、ふっかつしたね。
きっと、こうひょうだったんだろう。
よかったよかった」と、よろこんでいました。

「いまから、ひとねむりしようか。
ごはんをたべてからにしようか」と、
なやんでいるみたいです。

ぼくは、ひるまは、ろうかのかごや、いすのうえで、ねているけど、
よるは、かいぬしといっしょに、ねたいから、
べっどのうえで、まっています。
かいぬしが、ぱそこんで、げーむをしたりして、いつまでもこないと、
にゃあにゃあいって、よびに、いきます。
かいぬしは、「はいはい、もうちょっとまってね」とかいいながら、
なかなか、べっどにきません。

ひとりで、ねているのは、つまらないです。
かいぬしが、べっどにきて、ふとんにはいると、
ぼくは、すこしまってから、かいぬしのくびのところにいって、
ふとんにはいって、だかれてねたり、
くびのところに、まきついてねたりします。
すこししたら、あつくなるから、ふとんからでて、
まくらのうえに、いどうします。

かいぬしは、はんぶんねながら、ぼくのむねや、おなかをさわって、
「あ、ここに、けだまがあるな。ばしょをおぼえたぞ」
といっていて、つぎのひのあさ、ぼくがねていると、
はさみで、こそっとけだまを、きりとります。
ときどき、まちがえて、なんでもないけを、きったりするから、
ぼくは、おこって、かみつきます。
「からまっちゃうのも、むりはない。
ほんとうに、やわらかな、けだねえ」と、
かいぬしは、かんしんしています。

このしゃしんは、おにわで、かなあみごしに、とりました。
「なんだか、らいおんみたいで、つよそうにみえるじゃん」と、
かいぬしは、わらっていました。
わかんないよ、ひょっとして、つよいかもしれないじゃん。
じつりょくを、ためすきかいがないだけで。

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カツジ猫