ぼくは、びょういんにいく(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、さっきまで、せっせとりょうりをしていました。
ぽてとさらだを、やまほどつくって、
「あんなもの、つかうひは、えいえんにこないと、おもっていたけど、
こんど、うえのいえから、おおきな、ぼうるを、おろしてこなくちゃ」と、いいながら、
ふたつの、ぼうるに、わけた、さらだを、しゃもじで、かきまわしていました。
「おまえに、たべさせられるものがなくて、ざんねんだね。
さいきん、かわはぎや、ひらめや、ふぐの、さしみが、おみせにないのよ。
あれば、かってきて、おまえに、おすそわけしてやるのにね」と、いいながら、
さらだを、たっぱーにつめて、れいぞうこに、しまっていました。
かいぬしは、ぼくのたいちょうをしんぱいしていましたが、
「まあ、だいじょうぶだろう」といって、
きょう、びょういんに、わくちんをうちに、ぼくを、つれていきました。
ぼくは、いいきもちで、ねていたら、かごにつめこまれて、
くるまにのせられたので、おおきなこえでないて、びょういんにつくまで、こうぎしました。
びょういんにいくと、まえは、きんちょうしたけど、
もう、だいぶ、なれたので、きょうは、おちついて、だいのうえにねて、
ちゅうしゃのときも、さわがなかったので、かいぬしは、
「だいぶ、どきょうがよくなったみたいですね」と、うれしそうでした。
せんせいは、ぼくを、さわってみて、
「どこも、わるくなさそうだし、げんきそうですね。
にひゃくぐらむ、たいじゅうも、ふえています」と、いって、「かるて」というのをみて、
「もう、きゅうさいか。まだまだ、わかいですね」といいました。
かいぬしは、あんしんしたようで、ぼくをつれてかえったあと、
ぼくが、つかれて、ゆかで、ねているのを、みて、
また、うえのいえで、かたづけをしていたので、
ぼくは、にわにでて、したから、にゃあにゃあよびました。
かいぬしは、もどってきて、
「だめよ、おまえ。きょうは、ゆっくり、やすんでないと」といったけど、
そんなら、ぼくのそばで、しごとをしてほしいと、おもいます。
あすの、べんきょうかいの、しりょうだって、まだつくってないんだろ。