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ぼくは、ふとんにもぐる(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

てんきよほうでもいってたらしいけど、
けさは、すごくさむかったです。

ぼくがいる、かいぬしの、ちいさいいえは、
りっぱなだいくさんがたてたらしくて、
ものすごく、あたたかいです。
そのせいか、かいぬしが、いまきているふとんは、
すくないし、うすいのだけど、
ふとんのなかは、ほかほかして、さむくありません。

かいぬしは、おばさんから、のこしてもらった、
ものすごくじょうとうの、かしみあのもうふをもっています。
「うちで、いちばん、たかいのって、ひょっとして、これじゃないだろうか」
と、かいぬしはいっています。
みためは、ふつうの、もうふです。
かいぬしは、「りーさる・うぇぽん」とよんで、
ゆきでもふったら、つかうのに、とっていますが、
いまはまだ、それをつかわないでも、だいじょうぶです。

けさは、さむかったので、ぼくは、いつものいすからおりて、
かいぬしの、ふとんに、もぐりこみました。
かいぬしは、よろこんで、ぼくをなでながら、
「いつのまにか、ふゆげに、はえかわってしまったね。
あまり、けもぬけないようだけど、
たいちょうがいいんだろうか」とかいっていました。

そして、「おまえの、そのきもちよさそうなかおをみていると、
このさむいなか、けがして、びょうきになって、
たべるものもなくて、ねばしょをさがしている、
のらねこたちのことが、きになってしかたがない。
ふくしまで、かいねこだったのに、のこされて、
やせいで、いきるしかなくなったねこやいぬは、
いまもまだ、なんびきか、いきているんだろうか。
ひばくもしているだろうけど、げんきでいるんだろうか。
かんがえていると、ねむれなくなりそうだ」といいながら、
ずっと、ぼくをなでていました。

ぼくだって、かいぬしが、びょうきになったり、しんだりしたら、
すぐ、おなじことになるんだから、
しっかり、たいちょうかんりをしてほしいです。

きょうは、ひるからは、はれるそうです。
いまはまだ、くもっています。
でも、あさひが、きらきらして、ろうかにさしこんで、
きれいでした。

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カツジ猫