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ぼくは、ふゆかい


みなさま、おげんきですか。
ぼくは、あまりげんきではありません。
まえから、ぼくと、かなあみごしに、たいりつしていた、
しまもようの、のらねこが、
いつも、いえのまわりにいて、だんだんやせていくので、
かいぬしは、このごろ、ぼくの、のこしたごはんを、やっています。
ぼくが、かなあみごしに、にらむので、
ぼくにみえない、いえのよこで、やっているみたいです。

ぼくは、そわそわして、よるもねむれず、
おさしみをたべていても、うわのそらで、
ものおとがしたら、すぐにわにかけだしていくので、
かいぬしは、「おまえがいちばん、かわいいんだから、
しんぱいしなくていいの」と、ぼくにいっています。

ぼくは、しまねこに、まけないとおもって、
さいきん、ごはんを、のこさずにたべるので、
かいぬしは、よろこんでいるけど、
ぼくは、うれしくありません。

きょう、にわに、でていったら、
しまねこが、かなあみのすぐそばに、ねていたので、
ぼくは、なかから、てをのばして、ぱんちしました。
しまねこは、だまって、にげていきました。
「おまえ、そんなに、おこらなくても」と、
かいぬしは、いっていましたが、
ぼくとしては、ぼくがたべなかったえさは、
あんなのにやらずに、すてるのが、せいかいだとおもいます。

このしゃしんは、だいぶまえのですが、
むこうのほうに、しまねこがねているのが、わかるとおもいます。
まいにち、こんなふうに、いえのまえに、ねているので、
かいぬしは、「なにももらえないのに、
うちのこのようなかおをしているのが、
そんなつもりになってみているみたいで、
なんだか、せつないのよねえ」といっていました。
かんじょういにゅうにも、ほどがあると、ぼくはおもいます。

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カツジ猫