ぼくは、ふんばっちゃう(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、けさ、ごみをすてにいくまえに、
「ふくろの、あいているところに、つめこもう」といって、
にわの、くさとりをしていました。
うえのいえの、にわのはしのほうに、
「ささ」がねをはっているので、ほりおこしていると、
「おもしろくて、はまってしまった」といって、
あせびっしょりになって、さっき、かえってきました。
いまから、ごはんをたべるそうです。
まいにち、かいぬしが、えあこんをつけてくれるから、
ぼくは、いいきもちで、ねています。
このごろは、めったに、かみつかないので、
かいぬしは、「おまえも、なまったね」といいます。
でも、ぼくは、そうじゃなくて、
かいぬしが、にげるのが、じょうずになったからだと、おもいます。
ぼくが、かもうかなとおもったら、てをかくしてしまうんだもん。
このしゃしんは、かいぬしが、
「おみあいしゃしんみたい。
ひさしぶりに、はがきにしてみようか」といってるのだけど、
「おけしょうを、ちゃんとしないから、めのしたが、よごれているし、
ふつう、もっと、まえあしは、そろえてすわるもんでしょ。
なんで、こんなに、あしをひろげてふんばっているのよ」と、
なんくせをつけているから、
どうなるかわかりません。
よくいく、おみせのひとに、みせたら、
「このごろ、なんだか、かわいくなってますね」
と、いわれたそうです。
「せいかくは、あいかわらずですけど」
と、かいぬしは、こたえたそうです。
うえのいえにいる、はいいろねこの、ぐれいすさんが、
じゅうはっさいになって、「じゅういしかい」からひょうしょうされて、
きねんひんをもらうそうです。
「おまえも、それをめざして、がんばるんだよ」と、
かいぬしは、ぼくにいっています。