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ぼくは、みぎがわがすき(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、「きょうもけっこう、もりだくさんな、いちにちだ」といって、
あさから、そわそわしています。
「くもは、すきじゃないけど、くもみたいに、てがはちほん、せめてよんほんぐらいあるといいな。
そのうちの、いっぽんは、おまえをなでるのに、つかってあげる」と、
いみふめいな、やくそくをしてくれました。

でも、きのうは、いそがしいいそがしいといいながら、
ぼくの、といれの、すなばを、きれいにしてくれたので、
ちょっと、うれしかったです。
「そろそろ、あたらしいすなを、いれようかね」といっていたので、
それも、きたいしています。

かいぬしが、よる、べっどにねると、
ぼくは、すぐにいって、よこにねます。
ぼくは、かいぬしの、みぎがわでないと、ねません。
むかし、みけねこの、しなもんさんと、
かいぬしの、かおをはさんで、にらみあいながら、ねていたときも、
ずっと、みぎがわだったので、
いまでも、ひだりがわは、しなもんさんのばしょみたいなきがするからかな。

かいぬしは、「おなじほうばかりむいてねていると、からだによくないのよ」といって、
はんたいがわをむいて、ねたいらしく、
きのうは、ぼくがきたのをつかまえて、
ひだりがわにいれようとしたので、
ぼくは、かみついて、にげました。
かいぬしは、まくらのうえで、あおむけになって。
「どういう、ぽりしーなんだよ、その、こだわりは」と、
ぼやいていました。

そして、いちばんさむいときでも、そうだったけど、
ふとんのなかにしばらくいると、あつすぎるので、
ぼくは、でていって、まくらのうえや、かいぬしのあしもとにねます。
このごろは、いいことをおもいついて、
さいしょから、かいぬしのかおのよこに
まきつくように、くっついて、ねます。

「うん、これはこれで、かいてきだね」と、
かいぬしは、ぼくのおなかに、かおをくっつけて、
いいきもちそうにしています。

きょうも、おてんきみたいだから、
そろそろ、おにわに、でてみようかな。

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カツジ猫