ぼくは、ろうなぬし(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、おとといのよる、ぼくが、ねようと、さそいにいって、
にゃあにゃあないても、あいてにしないで、ぱそこんをうっていました。
いつもは、だいて、ひざにのせてくれるのに。
ぼくは、ちょっと、むかついたので、
そのひは、べっどに、かいぬしがきても、
いっしょに、ふとんにはいってやりませんでした。
どっちみち、もう、あたたかいので、
ひとりでねても、とくに、さむくないし、こまらないもんね。
きのうは、くろーぜっとの、いすのうえに、
せんたくした、もうふが、たたんでおいてあったので、
うえにのってみたら、きもちがいいので、
ずっとそこにねて、べっどにはいきませんでした。
かいぬしは、しんぱいして、さがしにきて、
ぼくがそこにいるのをみて、
「あーあ、このもうふも、やられたか。
まあいいや、このまましまおう。
どうせ、おきゃくさんにつかうことはないし、
けがついていたって、かまわないから」
とか、あきらめたように、いっていました。
そして、たたんだふかふかの、もうふのうえに、
しずむようにして、ねている、ぼくをみて、
「まるで、ろうなぬしやん」と、
ばかにしたように、いいました。
ろうなぬしって、なんだろう。
くろーぜっとは、まどもあって、そとがみえて、
ちいさな、へやみたいになっていて、
かいぬしのおかあさんの、いはいがあります。
「ちょうど、ははのひもおわったばかりだから、
おまえが、おかあさんの、おあいてをしてなさい」
と、かいぬしに、いわれたので、
ぼくは、しばらく、ここをねじろにするつもりです。
かいぬしは、のこっている、べっどのもうふも、
そろそろ、せんたくするらしいから、
またそのうえにねてやろうと、
ぼくは、けいかくしています。
このしゃしんは、ぼくがあさ、かいぬしのおきたあとも、
べっどで、ひとりで、ねているところです。
ぼくがこうしていたら、かいぬしは、べっどを、きれいにできなくて、
「こまるんだよなあ」といいながら、
ひるごろまでも、ぼくがおきるまで、そのままにしています。
「まるで、にんげんみたいな、ねかたですね」と、
みたひとが、かんしんしたそうです。
あさねぼうは、さいこうにいいきぶんなので、
「おやつ」をたべたくなるまで、ぼくは、こうしていることがおおいです。
そういえば、この、うえにかけてある、ぴんくのもうふが、
ぼくがいま、くろーぜっとで、うえにねている、もうふです。
かいぬしが、おかあさんに、このもうふをかってあげてすぐ、
おかあさんがしんで、このもうふに、つつんで、かそうしたそうです。
そのあと、おみせで、おなじもうふが、いちまいだけのこっているのをみて、
かいぬしは「なにかの、きねんになるかも」とおもって、
かってきて、つかっています。