ぼくは、われにかえる(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
ごぶさたしています。
ぼくは、げんきなので、あんしんしてください。
きょうは、「ねこのひ」らしいです。
かいぬしは、「おまえは、まいにち、ねこのひみたいな、もんだろ。
おいしいものたべて、あたたかいふとんでねて」といいながら、
いちおう、おさしみを、わけてくれました。
このごろ、いえのまわりには、
しろくろやら、しましまやら、
いろんなねこがやってきて、
けんかをして、さわぐので、
ぼくも、にわにでて、かなあみのなかから、みたりして、
いろいろいそがしかったけど、
きのうごろから、だれもこなくなりました。
ぼくも、きがゆるんで、ねてばかりいるので、かいぬしは、
「こいのきせつが、おわったのかね。
おまえまで、なんだか、つきものが、おちたみたいじゃないか」
といっています。
かいぬしは、ぼくが、えさをもらう、つくえのうえに、
いつも、はなを、かびんにいれて、かざっています。
かーねーしょんとかは、ぼくが、はっぱをかじるので、
きのうは、「すいーとぴー」をかってきました。
でも、くきが、ざらざらしていて、おもしろいから、
ぼくはまた、かおをすりつけて、はなを、たおすので、
かいぬしは、「やれやれ」となげいています。
かいぬしは、さいきん、いそがしいみたいで、
いえじゅうをちらかしています。
ぼくの、むねのけだまも、はさみできりたがっているけど、
そのひまが、なかなかないみたいです。
やったね。