ぼくも、おしょうがつ(カツジ猫)
みなさん、あけましておめでとうございます
たいへんおそくなりましたが、
ことしもよろしくおねがいします。
かいぬしは、ぼくとたべるおさしみが、
「おしょうがつようだから、めっちゃたかい。
ねんとうそうそう、これが、さいふをちょくげきしている。
おまえがいなきゃ、おせちと、おぞうにだけで、すませて、やすあがりなのに」
と、なげいています。
でも、おもちも、おつけものも、かまぼこも、なにもかも、
たいへん、おいしかったそうで、
「まあ、わるいしょうがつじゃなかったね」と、
まんぞくしていました。
ぼくが、しごとちゅうに、べっどから、ないてよぶと、
かいぬしは、ふきげんになって、
「かまってほしいのか、それそれ、これでどうだ」
といいながら、あらっぽく、ぼくにぶらしをかけます。
このまえ、はらがたって、かみついてやったら、かいぬしは、
「おまえ、あまがみをおぼえて、せいちょうしたとおもっていたけど、
みたとこ、けっこうほんきでかんでるね。
ということは、もしかして、
きばがすりへって、ささらなくなったのかい。
としのせいでさ」といって、ぼくのあたまをこねこねしました。
ちっ。
ことしも、こんなふうで、かいぬしと、
こうぼうを、くりひろげながら、
げんきに、いちねん、すごしたいとおもいます。