ぼくも、おてつだいする(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
ゆうべは、すごくさむかったです。
よるおそく、かいぬしが、べっどで、あおむけになって、
だれかと、でんわでしゃべっていたので、
ぼくは、むねのうえや、おなかのうえにのって、あそんでいました。
そのうちに、かいぬしの、あしのあいだがいごこちがよかったので、
そこで、まるまって、ねました。
かいぬしは、でんわがおわって、
「おきるから、どいて、かつじ。もうねないと」といったけど、
ぼくは、きもちがいいので、うごきたくなくて、
だいて、おろされようとすると、
うう、うう、うなって、おこったので、かいぬしは、
「こまったねえ」といいながら、よこむきになって、
ぼくを、ねぐりじぇのうえから、べっどのうえに、おとして、
「よし、ふじちゃくちゃくすい」と、いって、
はをみがきに、いきました。
ぼくは、はらがたったけど、そのあとすぐ、
かいぬしは、べっどにはいって、ぼくをだいてねてくれたので、
おおめにみてやることにしました。
かいぬしは、まいにち、いそがしそうです。
でかけては、にもつをくるまにつんできて、
おろしたり、またべつのを、かわりにつんだりしています。
このまえのあさ、おとなりのごしゅじんが、にわにいて、
「たいへんそうですね」と、いいました。
かいぬしは、「こういうときは、もう、ほんとに、
かつじに、てつだわせたいところですが」と、いいました。
ごしゅじんは、「てつだいよるですよ。
ちゃんと、るすばんをしよりますが。
まいにち、にわにでて」と、いってくれました。
わかってるじゃん。
かいぬしは、くろーぜっとを、かたづけて、
そこで、こたつにはいって、ほんをよんだり、
そとをみたり、できるようにしました。
ぼくも、よこにすわって、いっしょに、まどのそとをみたりしています。
このまえのばんは、かいぬしが、そこで、ねてしまったので、
ぼくもつきあって、いっしょにねました。
このいえができた、はじめのころは、
まだ、へやにべっどがなくて、
かいぬしとぼくは、このくろーぜっとで、ねていました。
あれからもう、ごねんたって、
いえのなかには、ずいぶん、ものがふえました。
こんどまた、いなかのいえから、
かいぬしが、すてられなかった、ふるい、こけしなんかが、くるそうです。
どんなのかみるのが、ちょっとたのしみです。