ぼくも、おとこのこ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
さいきん、にわに、いろんなねこが、よく、きます。
ねこの、こいのきせつも、まぢかです。
ぼくも、なんだか、わくわくして、がらすまどに、なんかしょか、
おしっこを、かけてみました。
かいぬしは、かえってきて、
「いままで、こんなことなかったのに。
ごさいにもなって、なんに、めざめているんだい」といいながら、
がらすをふいていました。
「むこうだくにこさんの、かっていたねこは、おしっこのにおいが、きょうれつで、
あらっても、ぜんぜん、とれなくて、べっどのまっとれすも、すてたというけれど、
おまえは、さすがに、かげがうすいというか、ぱわーがないというか、
せいめいりょくがひくいというか、
ちょっとふいただけで、すぐに、においもしなくなるから、
そこはまあ、つくづく、ありがたいよ」と、いっていました。
かいぬしは、「にんげんどっく」で、あたまのけっかんが、ほそくなっているといわれて、
くすりをのむことに、したみたいです。
「ちが、さらさらになる、くすりだから、
もし、べつのびょうきで、しゅじゅつとかすることがあったら、
そのときには、のむのを、やめてください」と、おいしゃさんにいわれて、かいぬしは、
「すぐに、かみついたり、ひっかいたりする、ねこをかっているのですが、
ちが、とまりにくくなるんでしょうか」と、きいたそうです。
おいしゃさんは、「いつまでも、とまらないということはありません。
ちが、とまりにくくなるのと、けっかんがつまるのと、
けっきょく、どっちのきけんをとるかということでしょうねえ」といって、
かいぬしが、「そうですね、わかりました。ねこを、しつけることにします」といったら、
「それは、むりですよ。ねこには、こちらが、あわせるしか、ありません。
わたしも、ねこをかっていますから、わかります」と、いったそうです。
りっぱな、おいしゃさんだとおもいます。
かいぬしは、こんや、くすりをのみながら、ぼくのかおをみて、
「と、いうわけで、これからは、
わたしを、ひっかいたら、ちが、とまらないんだからね」と、おどかしました。
ぼくも、かいぬしには、ながいきしてもらわないと、こまるので、
きをつけようとは、おもうけど、
けだまをきったり、ぶらしをかけたり、
かみつきたくなるような、ことばっかりするんだもんなあ。