ぼくも、ごあいさつ(カツジ猫)
みなさま、おひさしぶりです。
ぼくは、きゃらままあらためじゅうばこのかいねこで、カツジといいます。
あらためて、よろしくおねがいします。
このまえ、みけねこの、しなもんさんが、しんでしまいました。
いっしょに、かいぬしのべっどでねたこともあったけど、
さいごまで、なかよくしてもらえなかったので、ちょっとくやしいです。
ふうらいぼうの、きじねこの、しまおは、しばらくいなかったけど、
このごろまた、かえってきて、まいあさ、かいぬしに、えさをせいきゅうしています。
しなもんさんの、たべのこしをもらっていたので、
ぜいたくになれて、つけあがっているんだとおもいます。
ぼくは、にわにでて、かなあみのなかから、
しまおをにらむのが、いそがしくて、かいぬしをむしするので、
「せっかく、いっしょにすごせるじかんがふえたのに」と、
かいぬしは、なげいています。
よる、かいぬしは、「おはなだいの、せつやく」といって、
いいにおいのする、おいるらんぷを、たきます。
ろうそくもつけて、おちゃをのみながら、
たまったしごとをしています。
ぼくは、そのうしろのいすで、ねむっていて、
かいぬしがねるときには、べっどにいってねます。
「まだまだ、どこにもいっちゃだめだよ」と、
かいぬしは、ぼくに、いいきかせます。
きょうはまた、あめなので、ぼくは、ねむいです。