1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 地方の選挙とマグロの映画

地方の選挙とマグロの映画

おー。何か今、陽射しがさして来ました。洗濯でもしてみようかな。暴挙かな。
 
ところで宗像市長選挙の話です。私が応援していた若い候補者(上野さん)は、組織も何もない、いろんな立場の人の寄せ集り(?)集団の応援だったわりには4500票ほど取りました。現職市長は18000票ですが以前の選挙では20000票を超えていたので、圧勝とは言えないのではないかな。身びいきな言い方をすれば、上野さんがこまめな演説をくりひろげて訴えた市政への批判が、こういう結果を生んだのではないかと…いやしかし、そこですよ。
 
私が前にちょっと書いた、市長選挙のもう一人の候補の人、この人は市議をやめて立候補してるのですけど、公示前から(まだ名前を出しちゃいけない時から)「本人です」という謎みたいなタスキをかけて、交差点に一人で立って、行きかう車に深々と頭を下げたり、手をふったりしていて、公示後もポスターは結局張らないし、ビラもまかないし、公報を見たら「無駄を省きますから選挙運動はしません」とかで、もちろん青年商工会主催の公開討論会にも出てこられませんでした。
で、この人が5600票ほど取ってるのですよ!(笑)
 
「上野さんの言ってることには納得するけど、32歳で何者かわからないし、一応市議だったこの人に、市長批判のつもりで入れとこ、という人がいたんじゃないか」という人もいれば、「投票様式が、三人の名前を印刷した投票用紙の上にハンコで〇をつけるようになってたから、最初に名前があったこの人に入れたんじゃないか」という人もいて、まあ真相はよくわかりません。
でも、中には「あの、朝から晩まで毎日街頭に立って頭だけ下げてる、あの熱意は見習うべきだ」という人もいました。そう言えば、と私も思い出した話があるのですけど、長くなるから、これはまた次に。あーっ、話がたまって行くよー(笑)。マグロの映画のことも話したいのに。
 
それより何より問題は、投票率が38%とかで、前回よりまた少し下がったことですよ。東京都知事選挙の後で、宇都宮さんが自分の獲得票にはそれなりの手ごたえを感じながら「それより投票率が、これでは」と心配していたのと同じ心配を私も感じています。何よりもこれを何とかしなければと、つくづく思う。恐いです。
 
ついでに、その選挙運動しない候補が市議をやめたあとの補選では、私が応援してた共産党の若い女性候補も、元市議だった社民党(今回は無所属)候補も6000票ぐらいで、12000票ほどとった自民党の若い候補が当選しました。
共産と社民の支持層が合わさってたらそっちが勝ったんでしょうが、まー、なかなかそうも行かないところが、全国とも共通する政治の縮図なんでしょう。
 
上野さんを応援していた「つぎの宗像を作る会」や、彼が提案してた「まちなか市民会議」のアイデアなんかが、もったいないので何とか今後も続けたいんですが、どうなりますかね。
 
とりあえず、5月3日には、学校の先生たちが例年やってるピースウォークというのが宗像であります。むなかた9条の会も今回はこれに合流する予定です。9時半ごろからJR赤間駅の南口(自由が丘側)に集まって、45分から集会をして、それから市内を歩くそうです。コースとかがまだわからんですけど、皆さん見かけたらちょこっとでもいっしょに歩いて下さい。歩くのはきついなあという方は、9時45分からの集会にぜひどうぞ。9条の会代表で私も短いけど(多分数分)あいさつします。
 
わーほら、やっぱり、マグロの映画(「X年後」ってタイトル)のこと書く時間がなくなったやんね。土曜の朝に福津で見たやつ。なかなかよかったですよ。ぎゃーっと言いたくなるような知らなかった事実もちょこちょこ。
 
50年ほど前に太平洋の島のビキニでアメリカが水爆実験を何回もやって、第五福竜丸とかの漁船が被爆して死者も出たでしょ。その話なんですが(他にも被爆した船が実はいっぱいあったっていう)、自分のことしか基本的に考えない私としちゃ、あの実験のあと数週間で、日本もすっぽり放射能の汚染地域に入ってたのがショックでした。ご存じでした?私はそのころ10歳かそこら。福島のお母さんたちが一番心配する、幼い子どもの被爆にもろかかる時期ですやん。
 
言うときますけど、アメリカはもちろんそんなことは知ってて、ていうか、それも実験の一つの目的で、「ワシントンで水爆が爆発したら、アメリカのどのあたりまで汚染されて被害が出るだろうか」って調査の一環だったんですとさ。太平洋周辺や日本の汚染の程度のチェックが。
…というのは決して、この映画のメインの話じゃなく、ついでに、ささっと語られるんだから、恐いじゃないすか、もうマジで。
 
で、この話も続きます。ううん、どんどん、とっちらかるよなあ。まるで私の家そのものだ。

Twitter Facebook
カツジ猫