また夜にゆっくり書きますが。
◇安部首相が集団的自衛権の閣議決定について、記者会見しているのを見、「これで日本は平和になります」「戦争する国になることなど絶対にない」と、きっぱりくり返しているのを見ると、怒りやあきれるのを通り越して、つくづくもう不幸な首相だと思ってしまいます。本当はそんな甘いことではいけないんでしょうが、それでも。
彼の本音が他にあるのかどうかはわかりません。はっきり言って知りたくもない。
しかし、もし本当に心からそう思っているだけなのだとしたら、あまりにも愚かでお粗末です。
また、本当はもうちょっと何か言いたいことがあるけれど言えないでいるとしたら、人の上に立って絶大な権力を持ちながら、自分の信念を国民や野党や身内の反対する人たちにきちんと訴えることさえできず、あれだけ無法な非常識で強行したあげく、その喜びも未来への展望もまったく口にできないで、この期に及んで、「攻撃されまい」「見逃してもらおう」という基準でしか、ことばを選んで話せないとは、政治家として公人として人間として、何とみじめで哀れで情けない姿でしょう。
家庭か料亭か仲間内か本音を言えるところで、彼はいったい何をどう語るのでしょう。
つらいが役目は果たした? うまくだましてやった? いつかは皆わかってくれる?
そんな言葉を口にできるには、あるいは一人で考えるには、あまりにも、あの記者会見のことばは軽いし貧しい。
何が本音か嘘かさえ、自分でもわからない段階になっているのではないかとしか思えません。
とにかく、ひしひしと伝わるのは、この人が国民を信じていないし、愛してもいないことです。
好かれる努力もする気はないし、嫌われる勇気も持っていない。
哀れな人です。これだけの力を持っていながら、それをきちんと使う勇気さえない。
◇今日は蒸し暑く、でも、雨が降る前に何とか洗濯物は乾いたようです。
友人からもらった餅が10個ほど残っているので、季節外れのお雑煮にして食べました。
新鮮な野菜をたくさん入れたせいか、なかなかおいしかったです。
カツジ猫は、外の方が涼しいからか、ずっと庭に出ています。ときどき、思い出したように戻ってきては私にくっついて来ます。
◇レマルクの「凱旋門」は読み上げたけど、いろんな点ですごかったです。映画「ナチス 偽りの楽園」も思い出しました。華やかさや悲しみや、戦争の恐ろしさや。ある意味テロ行為を、まったく否定しないで描いているのも今なら考えられないかもしれません。
つい、古本屋のサイトでレマルクの小説を皆注文してしまいました。いつ読むんだよ、自分(笑)。
◇ネットでいくつか見た記事をリンクしておきます。
これは、抗議デモの様子がよくわかります。他にもあるでしょうが。
http://blogs.yahoo.co.jp/mochimoma/19172919.html
また、こちらのツイログに集められた意見も参考になります。
けっこう手当たり次第ですが、役に立ちそうな情報や意見があれば、これからも紹介して行くことにします。