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みるくさんのこと(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、ぼくの、つきめいにちのために、
りっぱな、はなたばをかってきて、かざりました。
 「こまったもんだ。まいかい、だんだん、はなが、ごーじゃすになる」と、
ぼやいていました。
 べつに、わるくはないんじゃないかい。
 たしかに、きれいな、はなだけどさ。
 ぼくが、すりすりするのがすきだった、
かーねーしょんも、ちゃんと、まざっているし。

もちろん、ふくのおさしみも、ありました。
 かいぬしが、けさ、うまそうに、ぼくののこりを、たべていました。

このまえの、たびのことを、ちょっと、はなします。
 れんきゅうだけど、こうそくどうろは、すいていて、
みちのりょうがわは、みわたすかぎり、やまと、もりとが、かさなっていて、
「すごーい」と、ぼくはよろこんで、みとれていたけど、
きゃらめるさんは、なんだか、つまらなさそうでした。

くろねこの、あにゃんさんが、おしえてくれたのでは、
きゃらめるさんが、しんだあと、かいぬしは、きょうだいねこの、
しろねこの、みるくさんを、みるのがつらくて、
いなかの、おかあさんのいえに、あずけたそうです。

みるくさんは、そこで、かわいがられて、しあわせそうだったけど、
まいごになったのか、かいぬしのいえに、もどりたかったのか、
しばらくしてから、ゆくえふめいになって、
そのまま、みつかっていません。

おかあさんのいえは、この、やまや、もりの、むこうがわで、
みるくさんが、もし、かいぬしのいえに、かえろうとしたら、
このひろい、やまともりが、あいだにあることになります。
 「あいつ、しつこくて、めげなかったからな」と、
いつか、きゃらめるさんが、いってたから、
もしかしたら、みるくさんは、それでも、かえってこようとしたかもしれません。

そのことをかんがえて、きゃらめるさんは、ゆううつだったのかな。

そうおもって、みると、どこまでもつづく、もりと、やまは、
かいぬしが、てれびや、ぱそこんで、みせてくれた、
おおきな、おおきな、うみのようで、そのなかでは、いきものは、
とても、ちっぽけで、いてもいなくても、わからないみたいでした。
 みるくさんも、ひょっとして、そのなかに、
のみこまれて、きえてしまったのかなあ。
 そうおもったら、たしかに、こころぼそくて、かなしいし、こわいです。

かいぬしのいえのにわで、みるくさんらしい、しろいねこは、
ときどき、みかけたから、いまは、かえってこれているんだろうけど。

「むかしは、そんなに、とおいとおもわなかったけど、
そうとう、ながい、きょりだねえ」と、かいぬしがいったように、
どうろの、りょうがわに、ふかい、おおきなもりは、
いつまでも、どこまでも、つづきました。

それでも、とうとう、やまのなかの、おんせんについて、
みんなで、おへやにはいって、いっぷくしました。
 そのはなしは、また、かきます。

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カツジ猫