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もうしょうがないぐらいの猛暑

◎と、死んだ方がましなぐらいのバカなおやじギャグを口走ってしまうほど、私の頭もこわれかけています。

エアコンを入れれば、しゃっきりして仕事もそれなりに進むのですが、なまじ最近、朝夕はすうっと涼しげな風が吹く瞬間もあったりして、「おお・・・」と、それに身をゆだねて目を細めるのが楽しくて、そうこうしていると太陽が昇ってじりじり暑くなり、それでもついつい、その暑さの中でぐたっとのびているのが、やめられなくなる。

よく、次第に世の中がおかしくなるときの例として、じわじわ熱されたビーカーの中で、飛び出すきっかけがつかめなくて、ゆだって死ぬカエルの話が出ますが、今の私の毎日は、あのカエルに近いなあ。

◎庭の花もサルスベリとトレニアを残して、ほぼ皆枯れてほろびてしまいましたが、その何もない土の色が、かえってすっきりして見えます。一時期、金蓮花が異様にはびこって、あれは何となく水草っぽいので、庭が池みたいに見えていました。今の方がいい感じかもしれません。

しかし、パセリがついに無くなったのは痛かったなあ。私の貴重な食事源だったのにな。
きゅうりは、しぶとく元気につるを伸ばして、次々に実をつけています。毎日もぎって食べるのに、ちょうどいい出来具合です。

◎今日は本当は地域の方との研究会だったのですが、あまりの暑さに世話役の方が「先生、お休みにしませんか」と言ってこられて、私もほいほい賛成しました。おかげで随分助かりました。高齢の方もおいでなので、まったく、この暑さで昼日中集まっていたら、きっと倒れる方が出そうです。そもそも私が一番危ない。

◎今夜は月がきれいです。縁側のカーテン越しに、部屋の中いっぱいに、月光がさしこんで来ます。あまりに見事で、電灯を消してお茶を飲んでいたら、キッチンに寝ていたカツジ猫をふみそうになり、足をひっかかれました。
やつは、このごろ私が風呂場の格子窓と入り口の戸を開けて、風を通しているので、これまで入れなかった風呂場に入れるようになってうれしいのか、昼の間はもっぱら洗い場のタイルの上に長くのびて寝ています。頭からしっぽまで、灰色の毛皮が、微妙によじれながらのびきっているので、まるで、貴婦人のえりまきが落っこちているようです。

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カツジ猫