やった～～っ！！

と、はしたなく夜中に喜んでいます。
何とかかんとか、ようよう学会誌の論文が完成しました。
明日は年休をとって休むつもりでいたのですが、こうなるとやっぱり大学に行って、担当の先生に原稿早く渡すべきでしょうか。
でもどうせ次が休日ですし、連休明けにした方がいいのかもしれません。

くしくも昨日は私の６３歳の誕生日。
去年は一人で博多に出かけて、自分で自分のお祝いに黒い小さい犬のぬいぐるみを買って映画見て食事して帰ったような記憶があります。
いやもうそれがね、快感なのです。誰の面倒も見なくてよく、誰の心配もしなくてよく、自分のことだけ考えて一人でいられるっていうことが！（笑）

今年は論文もあって、家ですごしました。
朝から雨でしたが、用があって外出した帰り、高速で雨がやみはじめ、淡い虹がうっすらと出ていました。
地表に近い、低い虹で片方の脚しか見えず、反対側に目をこらしながら高速を下りたら、どこかに見えなくなってしまい、やがてさっきとは反対側の脚だけが、またうっすらと雲の上に浮かび上がっていました。
何となく、亡くなった愛猫や親戚や家族のバースデープレゼントのような気がしてうれしかったです。

その後、九条の会で１１月２１日の夕方５時から中央公民館で開く早乙女勝元さんの講演会の準備について打ち合わせし、帰りにメンバーの一人を家までお送りしました。８４歳の元気な方で、最近お母様を亡くされて「残念だった」と言っておられました。お母様は１０６歳だったそうで、でも介護していた８０歳の奥様は「淋しい」と毎日泣いておられるそうで、いろいろ圧倒されました。まるでシャーロット・マクラウドの小説の世界のよう。

家に帰って、また近場でも食事に出ようか、せめて刺身でも買ってこようかとか考えていたのですが、着替えてしまうと出かけるのがおっくうになり、冷蔵庫の残り物でごはんだけ炊いて食べることにしました。
まあそれではいささか淋しいので、たっぷりバターを使って分厚い卵焼きを作り、トマトとパセリをあしらって、料理用に買っていたワインを上等のグラスについで、夕食にしました。ちょうどテレビで「魔法にかけられて」をやってたので、見たくて大急ぎで作ったわりには卵焼きも熱いごはんもおいしくて、天にものぼる気持ちでした。費用はゼロというのも満足です。（笑）

昔の教え子からカードが届いていたり、またしても自分で買ったプレゼントの軽い柔らかい毛糸の帽子二つもあったりして、なかなか悪くない誕生日でした。
何しろそれから夜中までかかって論文完成させたのが最高です。

明日は連休の合間なので、町に出かけてお歳暮と、正月用のトラの置物でも探そうかと考えていますが、手紙の返事もたまっているし、家も片づけたいし。
だいたいもう、次の仕事にまっしぐらに突入しなければならないし、お歳暮買うにも実はお金がまったくない。

ゆきうさぎさん
私も明日はベッドのシーツとタオルケットを毛布に代える予定でいます。