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わー、すみません。

ゆきうさぎさん、キャラママさん。
タイロン・パワーの船長の映画、私も記憶はありますけど、思い出せません。「タイロン・パワー 船長 映画」で検索してみたら、「二十四人の乗客」というのがありました。どうやらこれらしいですね。
船長の処置に腹を立てて、女優だか歌手だったか忘れたけど老芸術家の女性とともに海に残る副長か機関士かは、「ベン・ハー」でメッサラを演じた、スティヴン・ボイドでしたっけ?

海外ドラマ「LOST」のファイナルシリーズのDVDがまだ新作で安くなってないのと、いつ行っても全部借り出されてるので、つい見られなくて、「ランウェイ」と「プライベート・プラクティス」はいつも深夜なのでどっかで必ず寝てしまうし、そうこうしてる内に「ハリー・ポッターと死の秘宝」が公開され、テレビや雑誌があんまりじゃかすか宣伝するので、原作も読んではいるのですが、これじゃその内中身が全部わかってしまうとあせって、昨日の公開日に行ってきました。こういうのも、やっぱり一種の宣伝効果というべきなんかしらん。

原作からして途中から一巻が最初の頃の倍になって、二冊じたてになるので、しゃあないと言えばしゃあないけど、前後篇にわけるとはやることが、あざといよなー。
でもま、そのせいか、じっくりとしかも無駄なく、面白く見せてくれました。
ハリーたちも皆いいのですが、闇の帝王やらピンクの猫好き女やらヘレン・ボナム・カーター演ずるぶっとんだ魔女やら、悪役を演ずる面々がもううまいこと楽しそうなこと。ヴォルデモートなんて、最初ぼやけて出ていたころに比べたら、はっきり見える姿になっていて、ふつうそうなったら少しは恐くなくなるものなのに、レイフ・ファインズの演技力で、きちんとグレードアップした「見える」恐さになっている。
暗くて重苦しい内容なのに、正義の味方たちが若々しくてちゃんと明るいのが救いで、映画を陰惨にしていない。

あー、しかし原作読んだときもそうでしたが、最初の犠牲者が私は一番悲しかった。あまりハリーとべたべた仲良かったわけでもなく、原作では最後、きげん悪いままで別れて、結果それきりになってしまうのが、もう胸をえぐられるように切なかったなあ。

忙しくて心がすさんでいるせいか、今「キル・ビル2」と「バイオハザード」のDVDを借りてきています。今夜はこれを見て殺伐とした気分になります(笑)。

ジョン・ダニングのミステリの古書店主シリーズ「愛書家の死」を読んでいたら、冒頭でいきなり、主人公が少年のころ、例の(「ヒックとドラゴン」の感想で書いた)ファーレーの「黒馬物語」を愛読してて、主人公のラムゼイ少年の気分で生きていたと書いてあって、まあ多分、筋とは全然関係ないのですが、なつかしくって、うれしくって笑ってしまいました。

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カツジ猫