アカデミー賞候補作が発表されましたね。
◇「レ・ミゼラブル」が作品賞や録音賞や美術賞の候補になってます。主演のヒュー・ジャックマンも主演男優賞候補。で、あれ? アン・ハサウェイは?と思ってたら、助演女優賞の候補になってたけど、おい待て、じゃあの映画の主演女優って誰なんだ。コゼットか? まさかテナルディエのかみさんじゃあるまい(笑)。
主演と助演は男優女優とも、とりやすくするために、どこの枠で候補にするかはいろいろあるらしいってのは知ってたけど、あのアンが「助演」って何だかなあ。
◇そりゃいいけど、「ライフ・オブ・パイ」つまりトラと少年が漂流する映画も、スピルバーグの「リンカーン」(ダニエル・デイ・ルイス主演だって。なつかしー。生きてたんだなー)と並んで最多の候補作かなんかになってる。驚いた。どうせキワモノだろうと、どっかでたかをくくってたら、そんな立派な映画だったんかい、あれ。
まあ、たしかに予告で見ても、ええトラだったもんなー。しまもようもしっぽも、きれいでさ。
◇「間宮兄弟」、小説が面白かったんで映画も見たくなってDVDを借りて来たんだけど、なんか、めりはりつけようとしたのか、人物が皆、小説よりちょっとずつ変な人になってて、目ざわりだった。もっとふつうの人たちだと思うんだけどなー、特に兄弟以外の人たちは。山田洋次か小津安二郎のノリで描いてもいいぐらいなのに。
◇「ドラゴン・タトゥーの女」の原作、「ミレニアム」の第三部をぼちぼち読みはじめてます。あのね、一部も二部も、さすがイケアの国のスウェーデンだからかどうかは知らんけど、部屋つくりが、けっこうじっくり描かれてるんだよね。第一部ではミカエルが仮住まいする小屋、第二部ではリスベットが金にあかせて買ったマンション(だけど、そのゴージャスなへやを、快い空間にする方法がわからない彼女が、すごくかわいそうで、かわいらしい)。さすがに第三部はまだ病院だから、それらしいへやは登場してないけど、どうなんだろ、その内に出てくるのかな。
ローレンス・ブロックのマット・スカダー最新作も読みました。あ、タイトルを忘れちゃった。ミックとの思い出話で、昔をふり返るって設定で、古い時代の事件だけど、なかなかいい味です。私はマットがお金持ちになって名士になってからは、何だかちょっとあんまり好きじゃないんだよなー。教会に立ちよっちゃロウソクあげてたころの方が好き。
◇キャラママさんは、お正月飾りを外の分だけかたづけていました。にせお鏡餅は、まだちょっと飾っとくそうです。