アメリカ史の基礎コース。
◇「ヴァインランド」を読み終えた。いやー、「あの時代のああいう情況を政治的に考えぬくっていうのは、母さんにはできても、おれには向かんことだった。どうやって傷を負わずに切り抜けるかって、そっちの心配ばかりしてた。母さんからみりゃ、意気地なしさ。あの人の父さんは組合の闘士だったんだから。悪に立ち向かい、倒された。母さんにとってはそれがアメリカ史の基礎コースのすべてだったんだ」なんてせりふを登場人物が口にするアメリカ文学を読めるなんて、なかなか予想してなかった。あらためて、フェミニズムも人権もハリウッドのまっとうな感覚も、ものすごい血みどろの労働運動その他の歴史があっての上だったんだなと、漠然と確実に実感する。「フォレスト・ガンプ」の映画での、反体制運動の、まっとう？な表舞台のアメリカ史へのとりこみ方には、今思い出しただけでも、むしずが走って吐き気がするけど、あんな風にしてでも無視できないほどに、分断、圧殺の限りに見舞われた、激しい反体制の戦いが存在したのだと思う。
次は、バオ・ニンの「戦争の悲しみ」を読もう。
◇あはは。こういうのも、そういう戦いの成果の一つでもあるのだろうか。うまくできすぎてる話だが、ちょっとやってみたくなる。
http://gooddo.jp/video/?p=4949&ref=zr-03
◇ついでにこれも。関東大震災で朝鮮人虐殺はなかったと主張する人たちがいるらしい。最低でも検証できる事実はきちんと拡散しましょう。
◇朝から、ちょっと見つけたい服があって、上の家の二階のクローゼットに行ったら、片づけにはまってしまって朝食が１０時すぎになった。今着たい服もいろいろ見つかってラッキー。
もうちょっとがんばりたいが、これはもう、明日にするか。それにしても涼しいとほんと仕事が夢のように進むよなあ。今朝も、いいお湿り程度の雨がふった。
掃除機をかけたいが、カツジ猫がいい気持ちそうにベッドの上で寝ているから、またにするか。
