ぼくは、らいおん(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
かいぬしは、さっき、そうじきをかけて、
「つかれたー。でも、うえのいえの、そうじもしたい」と、
ばてながら、くやしがっています。
れいぞうこに、おさしみが、あるらしいのに、
ふるくならないかと、ぼくは、しんぱいです。
このまえ、うちに、おきゃくさんがきました。
わりと、よくくるひとだから、ぼくのことも、よくしってるし、
ぼくが、あしに、すりすりしていたら、かいぬしは、
「どうして、わたしじゃなくて、そっちにばかりいくのよ」
と、くやしがっていました。
そのひとの、いえのねこは、ろくてんさんきろあるらしいです。
「あー、きゃらめるねこの、さいせいきに、ちかいんだ」と、
かいぬしは、とおいめを、していました。
きゃらめるさんは、ななきろいじょうあったそうです。
「それにひきかえ、かつじはねえ、
どうして、こんなに、おしりのあたりが、
ぺそっとしてるのかしら」と、かいぬしはなげき、
「まあ、こかんせつが、よわいらしいから、
ふとっても、ふたんがおおきくて、まずいんだろうね」といい、
おきゃくさんは、「そういうのって、どこで、ちょうせつするんでしょう。
からだが、しぜんに、そうするのかな」と、
きょうみぶかそうでした。
そのうちに、かいぬしは、ふと、おもいついて、
「そっか、でも、かんがえてみれば、
らいおんなんかは、あたまや、かたはばに、くらべたら、
こしがしまって、おしりもちいさいというか、
わりと、ひんじゃくだよね。
かつじは、あれに、にた、たいけいとおもえばいいのかもしれない」
と、いいだしました。
おきゃくさんが、かえってからも、かいぬしは、
そのかんがえが、きにいったようで、
「うん、らいおんの、でぃーえぬえーが、
どこかに、ひきつがれているんだということにしよう」といって、
ぼくの、こしや、おしりを、さわって、
「らいおん、らいおん」と、いっていました。
そんなことよりも、おさしみをくれないかな。
さっき、ごはんをたいていたみたいだから、
ばんごはんのおかずは、きたいして、いいのかな。