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キンレンカとルリマツリ。

キンレンカはナスタチュームともいう花で(赤毛のアンの言うことじゃないけど、花の名前って大切かも。私は店でよく見かけるガザニアという花、渋いひなぎくみたいで悪くないと思うのに、苗を買ったことがないのは、何となく名前がごっついからだろう)何年か前に植えたら、カツジ猫のいる金網の中の小庭を、あっという間に席巻して、葉っぱが水草にも似ているので庭が池みたいになった。
たまりかねてとうとう、むしって捨てても、しつこく復活して生えあがってくる。最近では、金網にからみついている。つるくさかおまえはと言いたい。

そのむしった後に、去年は青と白のルリマツリを植えた。夏に涼しい色の花を見たいと思ったからだが、実際きれいだった。今年も咲いたが、なぜか青だけになって、そしてまた、ものすごい勢いで庭じゅうに繁茂してきている。
花そのものはきれいで、好きなのだが、キンレンカ同様、こうなると雑草めいて、ありがたみがいまいちだ。
最近では、カツジのトイレの砂場まで進出して来ている。掃除をしていて、うっかりすると、砂に花を混ぜこんでしまいそうになる。キンレンカもそうだったが、花を押しのけ押しのけ砂場トイレの掃除をするってのもなあ。優雅なんだかどうなんだか。

美智子皇后がまだ皇太子妃だったころ、歌会始で「耕運機若きが踏みて草原の土はルピナスの花を混ぜゆく」というのを詠まれていて、いいなあと思い、こんなにいい歌をお妃が詠んだら皇太子も鼻が高いだろうなあとまでちょっと思ったほどだった。ルリマツリを押しのけながら砂をかきまぜていると、恐れ多くもちょっとその歌を思い出してしまったりする。

神棚用に植えた二本の榊が一本枯れて、畜生と思って新しく二本植えたら、これもまた三本とも伸びまくり茂りまくって収拾がつかない状態。

◇「何でもうこんなに、もしゃもしゃ栄えるんだろう。やっぱり昔は畑だったから土地がいいんでしょうね」と、よく行くお店の人に言ったら、「それもあるけど、あなたのパワーが活気を与えてるんですよ」と、神がかりなことを言われてしまった。「そうかー。でもあの庭はいつもカツジがいるから、ひょっとしたら彼のパワーかも」と言ったら「絶対ないない」と、一笑に付されてしまった。

それにしてもさ、キンレンカは最初は赤とオレンジだったのが、いつの間にかオレンジ(というか黄色)だけになったし、ルリマツリも白は消えちゃったし、こういう世界も弱肉強食か何かなんだろうか。

◇あれ? 昨日カーラジオで夜に聞いたニュースでは、政府は16日に国会で戦争法案を採決する予定とのことだったのだが、今朝の毎日新聞では、衆院での差し戻し採決を考えてるとのことで、どうなっているんだろう。

毎日新聞は最近社説などでも明確に法案の廃案を提起して、国会関係の記事も例の自衛隊の幕僚長の資料の件も最近沖縄問題にからめて社会面で大きく紹介したし、たのもしいなと思っていたら、9日の総裁選の首相の無投票当選の記事、第三面で大きく「今や不自由非民主党」とぶちぬき五段ぐらいの見出しをつけていて、笑ったり、ネトウヨの人たちから攻撃されないかと心配になったり、私も何かと忙しい(笑)。
だって一瞬、いっしょにとってる「しんぶん赤旗」かと思ったもん、この見出し。いや、きっとそれだけひどかったんでしょう、総裁選をさせないための自民党のしめつけは。
それを衆目にさらした点でも野田さんは、いいことをしてくれたと思います。皮肉とかではなく、大マジで。

その「しんぶん赤旗」ですが、最近国会関係の記事で、共産党以外の議員の質問もちょこちょこ紹介してくれるようになって、ああいいなあと私は目を細めています。
こういう動きが選挙のときの統一候補の擁立まで、つながっていくといいのだけど。

◇昨日は一日すごい風でしたが、今はまたちょっと陽がさしてきたみたい。さっ、仕事にかからねば。

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カツジ猫