スマホ農場
ほらね。
報道特集の「スマホ農場」を私は見ていない。しかし、こうやって、電子機器をあやつることで、ありもしない世論や支持者数を作り出すことができる(もちろん、それは犯罪で、してはならないことだが)としたら、その実態を追求し暴露し、許さないようにする技術や能力を、私たちは持たなければならない。そのようなシステムと体制を整備しなければならない。
この分野の戦いをサボっていたら、私たちは敗ける。私たちだけではない。国も社会も滅ぶ。
自分たちにその技術がなくても、持っている人たちを結集し、指揮すべきだ。
高市内閣の支持率の高さ、選挙での得票数などに違和感を持つ人は多かった。それでも、それらの数字は、異なる意見を持つ人たちの心をくじき、世の中への不信と孤独感で毒した。私のように、多数派がいるなら、とりあえず少数派になっとこうという人間は、珍しい。ありもしない支持率や票数が、中身はからっぽの雪玉が、転がって巨大化するように、存在しない世論や多数派を創り出す。
急がなければ。できることをしなければ。
とか書いたまま、数日が過ぎてしまった。いろいろあれこれ、しょうもないことにかまけていたら、家はどんどん散らかるし、庭は、カツジ猫の墓の上にピンクの雲がかかってるから、やつはとうとうご来迎をいただくようになったのかと、びびったら、もうサルスベリの花がちらほら咲きだしているのだった。桔梗は暴力的に咲き乱れてるし、その向かい側には、燃えるような真っ赤なカンナが開いている。雨続きでバラもかなり弱って枯れかけてるのもあるから、手をかけてやらなければならないのに、何しろ身体がしゃんとしない。ハエ取り紙にくっついたハエみたいに、ベッドに張り付いて過ごしている。
でも、この前の朝は、見逃したと思っていた、美輪明宏さんの追悼特別番組を全部見られて満足した。私は「黒蜥蜴」の舞台を一度見たことがあるし、名古屋かどこかの小さな店で至近距離で歌を聞いたこともある。ライトの下で熱唱しながら、唾が全然飛ばないのに、あたりまえなのかもしれないけど、プロはすごいとショックを受けた。
華やかできれいで迫力があったが、私の好みから言うとすごすぎて、ものすごくぴったり好きというのではなかったような気がする。でも、特別番組を見て、あらためて思ったのは、本当に全力で明瞭に思うことを訴え続けて、骨惜しみをしなかったということだ。もう本当にやることがすべてやって下さったのだと感謝するしかない。
いや、もしかしてNHKだかどこだかの誰かが、こういう番組作ったり見たりしている内に少し何かを感じて下さったのかしら。甘いかな(笑)。
何しろ外が暑いので、用事がすめば大急ぎでエアコンのついた家に飛び込む。この前の朝、玄関前のグラジオラスの茂みに新しい花が咲いていた。しかも雨のせいか、途中から折れて倒れている。前に飾った花がもうしおれて処分したばかりなので、入れ替えようと思ったのに、忘れて家に入ってしまった。
翌朝見たら、花はまだ倒れたままだが生き生きしてたので、よしよしと思って切って飾った。ところが一晩、花が寝ている間に蜜を味わおうとしたのか、蟻がけっこういっぱいついてて、落としたけど、まだついてる。そのまま飾っちゃったけど、この近くにお菓子置き場もあるんだから、まずいよなあ。どうなるんだろ。
ほんともう、そんな毎日(笑)。
