セレブな気分?
去年、クリスマスに家に居られなかったものですから、母を慰めようと高さ30センチ程のクリスマスツリーを買いました。居間のテーブルの上に置いていたのですが、母はさほど興味も無い様で、何となく熱帯魚の水槽に竜宮城の置物を置いて自己満足している様な気分になったものでした。
古い母家の仏間にも飾らないと祖父母や叔母達が寂しいだろうと思い、同じ位の違うタイプのをもう一つ買って飾りました。大きな飾り玉がついて華やかなのが叔母や祖父の好みに合う様な気がしましたので。
ですが、今年飾ろうと思ったら、母家の方のツリーを何処にしまったか見つからず困って居ましたら、先日離れの床の間に袋を被せて置いて居たのを見付け、ほっとして早速両方飾りました。
実を申しますと先日気分が滅入った時に、由布院の画廊で富士山の絵を二点買い、「あり」さんの毛糸のベストも買って、すっかり散財してしまいました。ですが、ベストは華やかで、富士山の絵は、力強そうなのに、一方は可愛らしく一方は優しく、どれもとても気に入って居ます。
群青の背景に黄色い小さい月と額から溢れそうな巨大な富士を描いた油絵はベッドから見える壁に掛けて居ますので、寝起きの際に目に入って元気になれる毎日です。
贅沢ついでに、母を由布院のホテルに連れて行こうかと思って居ます。今はまだ紅葉が美しいですし、寒くなる前がいいと思うのと、気力はともかく体力の方は母も次第に弱って居ますので、少しでも早い方が良いのかしらと思ったりして。
この年になると何事も本当に「後のない」事が増えますね。(笑)