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トンネル

参政党の憲法草案とやらは、専門の研究者に言わせると、「憲法草案というより怪文書」と言われるほど、とんでもないものらしく(まだ全文は私も見てません。すごすぎそうで覚悟がいる。笑)、何しろ「国民主権」の文字がないそうで、これを指摘された参政党の代表は「国民主権はあたりまえのことだから書かなかった」と説明しているとか。フェイクニュースと言ってほしいですよまったくもう、ここまで来ると。

ところで大河「べらぼう」も朝ドラ「あんぱん」も、重要人物の運命やいかに!?というところで、どちらも次回持越しになり。「べらぼう」の方はごていねいにも、参院選挙の速報で一回抜けるという、じらせ方に、視聴者ははらはらしているとか。一方は歴史的な事実で結果は推測できるんですが、そこはやはり、この目で見たいし、もう一方はできればもうしばらく無事でいてほしいし。

それにしても仕事は山積みなところに持ってきて、高校野球も大相撲も始まるし、何だか毎日あちこちかけ回っては、ベッドでバテるをくり返しています。猫は今夜のお刺身のおすそわけは、ごまの粉がついていたのがいやだったのか無視しやがるし。ああ。

朝は中庭の茂りまくった藪を切り払って少しは見られるようにしたのですが、へとへとになったわりには、いまいちぱっとしないしなあ。

そうそう、「あんぱん」の話に戻りますが、東京帰りの汽車の中で、トンネルで窓を閉めるのが間に合わず、皆が煙にむせかえる場面、笑いましたよ、なつかしかった~。あれわかる人、今どれぐらいいるんですかねえ。

私の子どものころはまさにあの通りで、トンネルに入ったが最後、機関車の黒煙が窓から吹き込んで来て車内はすすだらけになり、よそ行きの服も汚れかねない一大惨事でした。窓がまた、あの通りで、下から持ち上げて、下の枠を窓枠にひっかけて閉めるしくみになってるんです。もうしばらくすると、ガラス窓の下の両端に金具がついて開閉するようになるからちっとはましですが、どっちにしても、閉めにくいし、閉め損なったら一巻の終わり。かと言って冷房なんかなかったから、窓からの風がないと涼めないし。

子どものころの私は乗り物が好きで窓側が好きで、窓を開けて風にあたるのが大好きでしたが、トンネルの多い沿線は、それはもうスリルがありました。もちろん車内放送で知らせてなんかくれないから、未知の場所だと、回りや行く手の風景から、そろそろトンネルと察しなくてはいけません。思えばよくやってたなあ、あんなこと。

以下は私が小さい時に描いた汽車の絵。原画はもう全部、人にさしあげてしまったのですが、二枚も描いているところを見ると、よっぽど好きだったんでしょうね。何かを模写したのかもしれませんが、もしかしたら実物を見て描いたのじゃないかな。

これは、おまけで、機関車と同じ近くの駅にいつもいたガソリンカーの軽便車。こっちは多分、実物を見て描いているのじゃないかしらん。高校までずっとこれで通っていました。今でもときどき夢に出てくる(笑)。

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カツジ猫