ホルムズ海峡と米艦護衛。
◇日付も変わったので、追加じゃなくて新しく書いておきます。
前にも書いた、首相が集団的自衛権の必要な、ほとんどこれだけを理由にしていた、ホルムズ海峡の機雷除去と邦人の避難船の護衛が、どちらも別に集団的自衛権じゃなくていいと言い始められている件を、「日刊ゲンダイ」が記事にしています。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161317/1
あらためて、ほんとに、ひどいよねー、よくこんなガタガタの法案を提出しますよね。人の命と国の運命がかかっているのに。くりかえしますが、自衛隊の人たちやそのご家族、軍隊や武力で日本を守ろうと思っている人ほど、この法案に反対するべきですよ。こんな内容と、こんなやり方で、国を守れるわけがないでしょうが。冗談はほどほどに、寝言は寝てからにしてくれと言いたくなるレベルですよ、この法案と政府答弁のお粗末さは。
◇明日は金曜日で国会前の反対運動の日です。皆さん行ける方はご参加ください。全国でさまざまな行動が企画され、高校生も自分たちの運動を始めているようです。
お伝えしたい記事ばかりなので、どうぞ、こちらをごらん下さい。
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◇しかし、昨日電話した、大分の友人は、全国でこういう動きがあることをまったく知らなかったし、一昨日の宗像で反対運動をしようという集まりでも、ほとんどの人が、若い人たちの運動のことも、その前に政府の答弁のはちゃめちゃぶりもよく知りませんでした。「何かおかしい」と集まった人たちでもこれですから、一般の人たちの中ではまだこの法案のことも、政府のあぶなっかしさも理解されていないようです。
新聞とテレビの罪の重さを思い知ります。まあ、地方に住む私たちの責任でもあります。
◇むしろ週刊誌の方が「田中角栄金言集・自らの野心に突き進む安部首相に今こそ聞かせたい」(週刊ポスト)、「独占インタビュー瀬戸内寂聴・93歳の私が国会まで行って伝えたかった思い」(週刊現代)、「このままでは戦争に…寂聴さん命賭して、安倍さんを糾す!」(女性自身)など、しっかりした記事を書いています。
特に「週刊女性」は10ページ特集で「戦後70年、日本は戦争する国になるの?安保法制を問う!戦争法案と日本のゆくえ」と銘打って、ものすごく分かりやすく、内容もある記事を書いています。自民党の村上誠一郎さん、共産党の志位さんなどの意見も大きく紹介しています。ぜひ、読んでみて下さい。
◇宗像市では7月18日に集会とパレードを駅前広場で予定しています。その前に日曜日、河東コミュニティセンターで、10:00と13:00から二回、映画「日本と原発」の上映があります。「原発なくそう!九州玄海訴訟団・しこふむ会」の主催です。前売り券800円、当日1000円、高校生以下は無料ですよ!前売り券は0940-34-1110(弁護士法人奔流・宗像オフィス)までどうぞ。
◇これはちょっと、冗談きついと思われるかもしれないけど、まあ時には笑うのもいいんじゃないでしょうか。
なお、この「こんな自民はイヤだ!」というタイトルはですねえ、2ちゃんねるの映画版でよく作られる、人気映画を愛するがゆえにおちょくるスレッド(掲示板)の名前で、たとえば「こんな『レ・ミゼラブル』はイヤだ!」なら「作者が突然登場して、パリの下水道の説明を2時間しゃべる」「ジャン・ヴァルジャンが、いきなり両手から鋼鉄のツメを出す」とか書いていくというもの。
まあこの場合は別に自民を愛してるのではないですが…いや、自民党をまがりなりにもまっとうな政党として生き残らせるには、村上誠一郎さんが訴えているように、安保法案を廃案にして首相にお引き取りねがうしかないだろうことを思えば、この「こんな自民はイヤだ!」にも、そういう点での愛はたしかにあるかもしれないな。
ついでに、これも。石破さんが「今自民党は感じ悪い(と思われている)よね」みたいな発言をしたのにひっかけてできたみたいですね。