ぼくは、ごちそうぜめ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、このまえ、いなかのいえにかえったとき、
「かつじくんに」といって、むーんおばさんから、
おさかなを、いっぱいもらってきました。
「おまえにといわれたんだから、しかたがないねえ」といって、
かいぬしは、「はげ」をうすく、きってくれました。
ぼくは、おなかいっぱいたべて、
わがよのはるを、まんきつしています。
でも、おさしみを、たべたあとで、いつもの「おやつ」をもらわないと、
なんとなく、おちつきません。
それで、つくえのうえを、うろうろしていると、かいぬしは、
「なんかすごく、まちがってるよ、おまえは」といいながら、
やっぱり、「おやつ」もだしてくれます。
かいぬしは、かぜが、なかなか、ぬけないようで、
「すぐ、つかれちゃうのよねえ」といって、
まいにち、だらだらしています。
ぼくは、まいにち、にわにでて、よそのねこを、みはっています。
このまえまで、ちいさかった、しろくろの、にひきの、こねこが、
おおきくなって、えらそうに、あるいています。
まっくろいねこも、よくきます。
でもかいぬしは、しんでしまった「しまお」のあとは、
もう、そとねこをつくるきは、ないようです。
このまえ、にわのいしを、どこかに、もっていって、
「しまお」と、ほってもらってきました。
しまおの、ねていた、はこのなかの、もうふのきれはしを、
そのいしのしたにうめて、おはかにするそうです。
いそがしいといっていながら、そんなことばかりしているから、
いくらじかんがあっても、たりないんだよなあとおもいます。