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ヤブガラシ

今朝は燃えるごみを出す日だった。大してごみもたまってないので、出さないでいいかと思っていたら、庭に、その名もヤブガラシという、しつこいつる草が、あっという間にはびこっていて、むしりまくって袋につめこんだら、それだけでほぼいっぱいになったから、めでたく集積場に持って行った。

普通はむしった草や切った枝は、積んでおいて腐葉土にするのだが、このつる草だけは息の根をとめておかないと、置いた場所からまた広がりそうだから、燃えるごみに出すことにしている。それにしても、まるで姿を見かけなかったのに、このところの雨で一気に伸びて、木々にかぶさって来ているのが、ものすごい。その生命力には脱帽だ。麻生とか荻生田とか維新とか橋下とか名づけてやりたいところだが、それではつる草に失礼だと思う。

ジャニーズ問題だが、いろいろと微妙だな。そして、政治問題とはちがった角度から、マスメディアの役割とか報道規制とかが議論されて、いろんなタレントやキャスターがそれなりの発言をせざるを得なくなってるのが、いいような悪いような、やっぱりいいような。

私は上岡恵美子の発言にいつも共感するのでもなく、アダルトビデオの村西監督にもちっとも感心しないけど、その発言が、この問題を「もっと取り上げるべき、皆が向き合うべき」と主張する側にあるかぎり、評価するし支持する。同時に、この問題に対してフェミニズムの人たちがもっと熱くなっていいのにと思う。

そりゃ私もね、かつて、ブラッド・ピットが主演した「スリーパーズ」って映画を見たとき、これって少年たちがレイプされる映画なんだけど、その強姦場面とか、ものすごく気をつかって絶対見せない心配りに、ちょっと唖然としたもんねー。女性がレイプされる映画だと、どんなに良心的で志高い映画でも、しつこくしつこくもうしつこく、ポルノ映画かいって程に女性(もちろん少女でも)が犯される場面をリアルに描写しまくるくせに、犯されるのが少年だっていうだけで、この思いやりと気遣いの描写は何なのと、ほとんど吐き気を催した。正直、あの映画で印象に残ってるのはその不快感だけだ。

だから、今ジャニーズの性被害が大きく取りざたされる時に、「女性だったら、珍しくもない」といったような複雑な反感や距離感を抱く人が多いんだろうというのも予想がつく。でも、それはやっぱりちがう。「犯される男性」としっかり手をつながないと、「犯される女性」も決して守れない。

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カツジ猫