ラヴィニアとナターシャ
このごろずっと庭の花で間に合わせていたんですが、久しぶりに花屋さんで黄色いバラとカーネーションを買って来ました。本職はやっぱり貫禄がちがうな(笑)。
「ダウントン・アビー」のパットモアさんのことを書いたので、出演女優についてもうひとつ。以下ネタバレです。
相思相愛がいろいろあって、もつれにもつれるメアリーとマシュウですけど、その間にマシュウの婚約者として登場するラヴィニアという女性がいます。
この女性、それはもうかわいいいい人で、とことん善人で、でもすごくしっかりもしていて、非の打ち所ない人なんで、もちろんきれいでもあるんだけど、どーゆーか、決定的にひたすら影が薄いんですよ。
衣装やメイクのせいもあるだろうけど、よくもまああそこまで、見るからに人畜無害が見た目だけで伝わる女優さんを選んだものだなあ。
と舌をまきつつ、しかしもしあれも、パットモアさんと同様、女優さんの演技なのだったら、それもまた空恐ろしくなる。
それにつけても思い出すのは、こっちはアメリカなんだけど、「セックス・アンド・ザ・シティ」で、これまたキャリーとすったかもんだかでなかなか結ばれないビッグと一度結婚するナターシャ役の女優さん。
彼女がこれまた文句なしの美人なのに、することなすことしゃべること、みごとにちっとも魅力がない。
キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーなんて、もちろんきれいだけど顔は長めだし、ナターシャに比べれば整ってない。なのに、表情が変わらず面白みのないナターシャに比べると、もう輝くように生き生きとして何から何まで魅力的。
すごいなあ、よくまあこんなに「美人だけど面白みのない」女優を見つけてくるなあと感心していたけど、ラヴィニアやパットモアさんと同様、あれも女優さんの演技かしら。
何でも「セックス・アンド・ザ・シティ」の新シーズンではナターシャもまた登場するらしいので、あの何一つ意外性のない平面的でつまらない女の演技が、どう変わるのか変わらないのか、ちょっと恐いけど楽しみのようでもあります。