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ルイ14世

ツイッターの方にもあげておきましたが、検察OBの方の文章には若い方も含めた多くの方が感銘を受けておられて、それを見るこちらも感銘を受けます。引用された「ルイ14世」もトレンド入りしてるようで(笑)。

私はと言うと、こういうことを思い出すのもどうかと思いますが…。これまで常勤非常勤いろんな大学で文学を教えて来ました。
中には、書いてある内容は面白いし、人柄も魅力的なのですが、もう文法や構成や論理がしっちゃかめっちゃかで、意味を読み取るのが大仕事になるようなレポートを書く学生ばかりの授業もありました。
そういうレポートを二百や三百続けて読むと、本当に息が切れそうになって、思わず夏目漱石だの志賀直哉だの森鴎外だの菊池寛だの、そうそうたるめんめんの文庫本をとにかく読んで、目を洗うというか水を飲むというか、頭をリフレッシュして、はああと深呼吸して、また仕事にかかっていました。

安倍晋三をはじめとした政府の答弁に耳が汚れる感じがしていたところに、あの検察OBの方々の文章を読むと、そのときの感覚をちょっと思い出しました。

一見じだらくに書いているようでも、私自身その精神は忘れないように心がけているつもりですが、そんな努力はなかなか伝わらないものですね。無理に知っていただく必要もないですが。
ともあれ、快い文章でした。

 

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カツジ猫