ルックルック講座のお知らせ。
◇今日はジムがお休みなので、トレーニング代わりにせいぜい家で片づけや掃除にはげもう…と思っていたら、カツジ猫がストーブの前に寝ちゃったよ。掃除機かけるの、あとにしよっか(笑)。
ジムと言えば、このところずっとサボってて、先日久しぶりに行ったら、マシンのすべてに、「長時間の使用はご遠慮下さい。携帯の使用はお控え下さい。スタッフから声をかけさせていただくこともございます」の注意書きが貼ってあった。
ははあとすぐ思い当たったのは、その人ひとりというわけでもないんだけど、よく、ひとつしかないマシンに座ったまま、運動を途中で休んで何だか沈思黙考しているメガネのお姉さんがいて、イラついた私はよくひそかに、昔週刊誌で読んだ、「プールの中でおしっこしている女性の妙にうつろな顔」って、絶対あんなんだろうと毒づいていた。こっちは忙しい中、ぎりぎりの時間をやりくりして行ってることもあって、いつまでも使えないマシンがあると、いつものメニューがこなせずに、すごくテンポが狂った。サボりはじめた理由の一つがそれだとまでは言わんけど、嫌気がさす原因になったのはたしかだ。
しかもその人、ときどきマシンに座ったまま、おもむろに携帯を出して操作していた。ひょっとしたら、心臓が悪いかなんかで、何かの情報をチェックしながらトレーニングしてるのかもしれん、赤ちゃんをどこかに預けてて気になって確認してるのかもしれんなどと、私はほぼあり得ないことを考えて自分をなだめていた。だいたい、あり得ないっちゅうなら、そこそこ混んでるジムの中、一台しかない種類のマシンで、大抵の人は5分もせずにささっと終わって移動する中、一人で10分以上も座りっぱなして携帯なんぞを見てること自体が、すでにあり得ないことではあるが。
道徳が正規の科目になって、教科書の中の「パン屋さん」が日本の伝統文化を伝えないというので、「和菓子屋さん」に変えられたなどと、恐ろしいのとアホらしいのとで開いた口がふさがらないことも起こってるようだ。国会前のデモでは、「パン屋をなめんな」のコールもあったとかで、共感しつつ笑ってしまった。でもね、どうでも道徳を科目にしたいのなら日本の伝統とか助け合いとか、雲をつかむようなこと言う前に、こういう、普通すぎるマナーとエチケットをまずは教えてよ。「人のものにさわるな」「人のものをのぞくな」とかもね(あ、それは共謀罪に抵触するか)。そういう単純なマナーだけでも、あっという間に一年たつと思うよ。
私もガンを飛ばしてたとまでは言わんが、それなりに「まだかしら?」的なオーラは近くで発してたと思うので、その人はひょっとしたら、私がスタッフにチクったと思ってるかもね。それでも全然かまわないけど。ともかくきっと誰かが不満を伝えたんでしょう。そのどなたかに感謝しとこう。
◇昨日、紀行全集の解説書こうといろいろ調べていたら、収録する予定の本の一つが、「日本史籍協会叢書」に入ってて、オンデマンドで最近復刊されたとわかった。どうせなかなか一般には見られない本だから、収録予定に変更はないが、解説を書く上では見とかないわけにはいかない。図書館巡りをしてさがすのも面倒で、分売もできるっていうから、さっき電話で注文してしまった。これでまた5万円が吹っ飛ぶ。ぞぞぞ。
◇最後になりましたが、今日の2時から4時ごろまで、河東コミセンで沖ノ島の世界遺産に関する「ルックルック講座」があるそうです。市役所の担当の方が来られて、現状を報告し、いろんな質問も受けつけるそうです。賛成反対に関わらず、気になる方はどうぞのぞいて見て下さい。資格は何もいらないし、聞いているだけでかまいません。カルチャールームという部屋です。
私は行けるかどうかわかりませんが、少し前にオール宗像の皆さんには、次のようなチラシの案を回しています。細かいところの修正や補充は必要ですが、さしあたり、案として、紹介しておきます。
(以下はチラシの原案です)
沖ノ島の世界遺産について、話し合いましょう。
不安なことがたくさんあります。
1 お金が使われ過ぎている
さまざまな手続きや宣伝その他で、すでに7億が使われています。世界遺産になったら、維持や管理のために、永遠に更に費用がかかります。
保育園に入れない、国民保険が高すぎて払えない、公民館の床の補修が大変だなど、市民の生活は苦しいのに、そちらにもっとお金は使うべきではないでしょうか。
2 資料を見せてもらえない
今後どのくらいのお金がかかり、どのような計画になっているのか、市民が情報開示を求めても、なかなか見せてもらえません。
今後の予定や計画について、市民への説明もほとんどありません。
「もう決まったから後戻りできない」という状態になるまで、このままなのでしょうか。
3 文化財保存? 観光で町おこし?
文化財の保護か、観光で活性化をめざすのか、市の説明はあいまいです。
文化財の保護なら、これまで宗像大社や漁協の人たちがきちんとやってきており、市の支援で充分なはずです。
観光をめざすなら、もっと分析して真剣にとりくまないと、中途半端な姿勢では決して成功しません。
4 景観って何?
世界遺産にふさわしい景観ということで、専門家やコンサルタントに依頼して、建物の設置基準やガードレールの色彩など市民生活への影響が出る施策も実施されています。
しかし、宗像市のように広範で複雑な要素を持つ街の「景観」が、専門家に簡単に方針が出せるものではありません。
世界でも日本でも、有名な街の景観は、伝統の中で人々の自然な生活によって育つものです。
5 建物の新設、改築は必要か
駅名の変更、新施設の建築、道路の新設など、市民への説明も、議会での検討も充分でないまま、莫大な予算を必要とする計画が進められています。
「世界遺産」と言えば何でも可能という雰囲気が生まれているのなら、恐いことです。
6 世界に誇れる街になる
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沖ノ島は女人禁制です。
世界でも日本でも性差別や人権についての見解は厳しくなっています。
これを世界遺産として登録すれば、宗像市は「女性差別を発信する街」として、まず有名になりかねません。
7 市民の心の拠り所になる?
女人禁制に対してだけでなく、特定の宗教への支援、歴史認識への疑問など、沖ノ島は微妙で重要な問題をいくつも抱えています。
性や宗教など、各人の心の深いところに根ざした重要な問題に関わることには、注意深い対応が必要です。
下手をすると、市民の間に対立や軋轢を生みかねない危険な存在です。
大切に思う人たちが静かに守るだけでは、なぜいけないのでしょうか。
あなたの意見を聞かせて下さい!
沖ノ島の世界遺産登録を考える会