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七夕の夜。

◇今日(もう昨日か)は朝からどしゃ降りで、雷まで何度も鳴りました。ベッドで私と昼寝していたカツジ猫が、耳をぴくつかせては、がばっと起き上るので、「カツジ、大丈夫よー」となだめながら、うつらうつらしてました。でも猫は人間よりずっと耳がいいはずですから、彼には耳を聾する轟音に聞こえていたのだろうと思うと、あのびくつきようも、そんなにバカにしてはいけないかもですね。

他は別に被害もなく、夕方には雨が上がって、無気味なぐらい美しい夕焼けが広がっていましたから、明日はいい天気でしょう。星は出てなかったようですが、七夕の彦星と織姫も、これなら何とか天の川を渡れたかもしれない。母の老人ホームに行く時に見た市内を流れる小さい川は、いつもとちがって水かさが増して、濁流がものすごい勢いで流れていましたが。

◇この前の九条の会のときに出た皆の話を、箇条書きみたいにしておきます。
「地方紙なども本当にがんばって、首相への抗議の記事を書いていたが、ここ数日は北朝鮮関係の記事ばかりに変わって、意図的なものを感じてしまう」
「皆の怒りの大きさを感じるし、それを目に見えるかたちで示す場というのを作らなくてはならない」
「若い人たちに、世の中は変わるということを教えるべき」
「私たちも、若い人たちと話すとき、彼らの意見を聞いてどこか変わったということが必要で、それが何かが変わると実感してもらう第一歩である」
「世の中が変化する時は、ある時点までなると本当に一気になだれを打って変化する。それは危険な方向に行くときもそうだが、こちらが主張していた望ましい方向に進むときもそうで、動き出したら制御できず手のつけようがなくなる。何かは起こさなくてはならないが、起こったときにどうするかも今からじっくり考えておかなくてはいけないだろう」
「官邸前のデモなどが組織されない無党派の人たちで、しかも秩序をもって行われているのはすごいと思う」
「労働組合の活動が見えない。もっと大きな役割を組合が果たすべき時だ」
「抗議の自殺をした人についての意見はさまざまと思うが、ひとつわかったのは、命を捨てて抗議しても報道されず話題にもされないということで、命を捨てない戦いをしなくてはならないということだ」
「読売新聞は終始一貫、集団的自衛権を応援して来たのに、それでも読者へのアンケートで集団的自衛権への反対が51%になってしまって、衝撃を受けているのが紙面からも伝わった」
「閣議決定というかたちでしかできなかったのは、これまでの九条の会をはじめとした地道な活動が根づいてきた成果だ。しかし、その一方で、これまでにない新しいことばややり方で戦う必要も出てきている」
「川内原発の再稼働反対を訴えて地元で活動したが、地元でもたくさんの人が原発反対になってきている」
「孫を戦争に送らないという会を、高齢者で作りたい」
「それを言うなら、親たちも、子どもを戦場に送らないという会を作りたい」
「自衛隊を戦場に送らないという会も作りたい」
「党派や組織にとらわれず、広く協力して運動を進めるようにしたい」
「JAや各種の団体の事情ももっと知って、協力するところはして行かないといけない」
「市の予算の使い方などもチェックして行くことが必要だ」
「原発の事故直後は当然のように皆が脱原発だったのが、次第にそれは特殊な主張のように言われ始めた。今回の閣議決定の方法や内容への怒りも、そのようにならないよう、維持しつづけることが重要だ」
「今回初めて行動し反対の声をあげた人の中には、無力感も広がるだろう。今後何をするべきかを早く知らせて訴えることが大切だ」

まだまだあったんですが、思い出したらまた書きます。

◇古本屋に注文していたレマルクの本の代金や前払い金を、今日全部郵便局で送ってしまいました。皆古い本なのでありがたいほど安いのですが、それでも合わせると一万近くになりました。ぶるぶる。
とりあえず「生命の火花」というのを読んでいます。苛酷な収容所が舞台で、私は「ソウ」の映画とか見たことないけど、多分それよりも恐いんじゃないかと思います。
しっかし、レマルク、うまいですねー。「西部戦線異状なし」はなんかシロウトが書いたみずみずしさが、たまたまあたったという感じもあったけど(そんなこと考えるの私だけかいな)、あれもちゃんとプロのわざだったんだなーと、あらためて思い知ってます。

◇友だちから小包が来ました。米や野菜を送ってくれるのですが、最近とってるという「週刊金曜日」も入れてくれたので、ほくほくしながら読んでます。それにビシソワーズのスープのパックもあったので、明日(というか今日)の朝、飲もうと思って大事に冷蔵庫に入れています。お礼の電話をしようと思ったけど、いくら何でももう遅いかな。

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カツジ猫