乱戦模様。
◇何でもNHKのニュースでは「今週のできごと」に参院選が入ってないっていうし、新聞は世論調査で自公が優勢と書きまくるし、しかし、よく読んでみると4割は投票先をまだ決めていないし、自民、民新、共産、公明の予定獲得議席数には皆プラスマイナス5だの4だのと、相当な幅がくっついていて、これだけ流動的な状況で、一方が有利と断言するのは、大した勇気か、よっぽど皆を無関心にさせたい意図があるとしか思えない(笑)。
私も今日はいろいろとすることがあるので、とりあえず、いつものところをリンクしておきます。文字通り全国、乱戦模様ですよ。誰かも書いていたけど、「一人区では野党が苦戦とかいうけど、もともと一人区は自民党が絶対的に勝っていた無風地帯ばっかりで、それが今回接戦になってるとこも多いのが、注目すべきなんじゃないか」って、そういうことじゃないんですかね。
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◇だいたい党首討論もしない、争点はぼかす、テレビも新聞も抱きこんで、「盛り上がってませんよー、誰も関心ないですよー」みたいな中で選挙に勝って、またしても国会でろくな議論もしないまま、緊急事態だの海外派兵だの改憲だのやって、それで強い国が作れるんですかねー、無理だろ、どう考えても。
私はもちろん改憲にも海外派兵にも原発再稼働にも反対ですが、それは憲法でも安全保障でも国防でも、いろいろ意見はあるでしょうし、それをぶつけあい議論し練り上げて行く中で、よいものが生まれて来るし、欠陥や不備が是正されて行くものでしょう。
自衛隊を海外派兵するのなら、国民の大多数が納得して賛成してもろ手をあげて送りだしてあげる状況を責任持って作るのが、支配者、指導者の責任でしょうに、最低限の。
それを、自分の意見をきちんと述べて、反対意見を説得しようともしない、専門家の意見にも耳を貸さない。力とごまかしで、すべてを押し切る。「強い国」も「強い政府」もできるわけがないでしょう。そもそもの指導者が、自分の意見も信念もはっきり説明して審判をあおぐ勇気さえ持てない、こんなヘタレな意気地なしでは。
「私は、公明党が『平和の党』『福祉の党』としてそれなりに存在感を持っていた時の副委員長です。
今の公明党はまったく違います。『平和の党』ではまったくありません。去年の安保法制の強行採決に率先して加わった。日本の国を戦争に駆り立てる『戦争の党』です」
公明党の元副委員長はこう語り、昨日、天神で奥田愛基さんは、「僕は池田大作の『人間革命』読みましたよ。平和憲法がすばらしいと書いてありましたよ。創価学会の皆さん、今の公明党でほんとにいいんですか」と訴えました。
こういうことも言われています。
今回野党が勝つとどうなるか、その場合の変化は、むしろ自民党の中に生じます。自民党の中で、本当はあんな改憲草案は憲法じゃないよねと思っている人たち。日本は、分厚い中間層をしっかりと回復させながら内需主導の経済を確立し、自由で民主的な国としてしっかり国際社会の信頼を確保していかないとね、と思っている人たちが、ついに意見を言い始めます。
今回の選挙は、以前のちゃんとした自民党、平和の党だった公明党を、とり戻す戦いでもあるのです。そういう、きちんとした政党の自民党や公明党と、国会で国防や憲法についての、しっかりした議論ができるようになり、問題点をわかりやすく整理して国民に訴えて、選択できる、つまりはあたりまえのことができるようにする選挙です。そのためには、野党が勝たなくては、いけません。いろんな選挙区では、もう当選が可能な野党候補に票を集める政治的判断をしなければいけません。
◇はー、とはいえ、たまには、選挙と関係ないバカな話も書きたいのだけどなあ。なんかもう、そういうののネタも山とたまっているのだけど、なかなか書くヒマがない。うわお。