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乱戦模様。

◇橋本治「バカになったか日本人」も、内田樹「街場の戦争論」も、共通して断言しているのは、自民党が発表している憲法草案は、憲法というものが何であるかも、近代の民主政治が何であるかも、人権が何であるかも、まったく理解していない、中学校の試験に出してもまちがいを指摘されるし、近代の人類の発展を逆行させるほどひどい、話にならないしろものだということだ。これがいきなりそのまま憲法になることはないにしても、今、改憲を望む人たちの最終的な理想はここで、それに向かって進んでいるのだという点は、誰もが一応知っていた方がいい。

しかも報道機関への徹底的な締めつけにより、この事態を国民はほとんど知らないままに、日本の将来は決められようとしている。そこが一番救いがない。

◇その一方で、もちろんまだまだ厳しい状況ではあるが、女性や性の問題については、少しづつだが前進もある。最近回ってきた、この二つの署名は、どちらもそういう点で、さまざまな人が自由な愛を選択し、自分らしい生き方をすることを少しは可能にするものだと思う。一つは同性でもパートナーとして認めようという渋谷区の条例について、一つは離婚後の一定期間女性に再婚を禁止する法律の廃止についての署名。
よろしかったら、ぜひ協力して下さい。せめて、このような動きがあることを知って下さい。

報道機関がいかにものしずかにしていようとも、今の日本は、議論もしないまま力づくで支配できる世の中を作り国民すべてを戦争にまきこもうという勢力と、戦後の日本がこれまで何とか築いてきた平和と民主主義をよりよく発展させようという勢力が、激しくせめぎあう乱戦の中にあります。ぼうっとしてると、勝手に自分の望まない方に手を貸すことになりかねません。

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カツジ猫