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今ひとつパワーが出ない

気温はあいかわらず高いんだろうが、今日は少しはしのぎやすい。まきそこねていた、朝顔の種をまこうかと庭に出たら、細かい雨が降っていて、これは今日は家の中で仕事をしろということだなと、少しずつ片づけにいそしんでいる。しかし、恐ろしいほど進まない。十年以上も前になるか、母がとっちらかしていた、田舎の家を片づけていて、ありとあらゆる種類のごみが重なり合っているのに、いっそ感心したけれど、そのときのことを久しぶりに思い出す。

小説も一段落したし(ほんとか?)片づけか研究か、何か新しい方向に突進しなくてはいけないのだが、なかなかその方針転換がうまくできない。はじまったら最後、私のことだから、きっとやめなくなるんだろうがなあ。

数年前から表庭のシンボルみたいに、大きな鉢の中で咲きつづけていてくれたキンギョソウがついに枯れてしまったようなので、久しぶりに安い花の苗を買って来て植えた。刈り取ったラベンダーの移植が、あんまりうまく行かないようなので、やっぱり安い苗をちびちび植えて行く方が、気分的にはいいのかもなあ。暑いからとりあえず、青と白の花を植えたけど、根付いてくれますように。

『夏の庭』とか『ぎょらん』とか『あつあつを召し上がれ』など、最近読む文庫本が皆なぜか、人の亡くなる前後をていねいに心をこめた話ばかりで、悪くはないのだが、さすがに少々しんきくさくなって来た。ばっさばっさと人が死ぬような話でも読みたくなるから困るなあ。めちゃくちゃバカな恋に燃える男女の話とかでもいいけど。

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カツジ猫