今朝は6時起き。
◇昨日今日は、日教組の先生たちが授業報告を持ち寄って勉強会をする、教研集会というのに行っていました。共同研究者というか助言者というかに一応なってるのですが、会場がかなり遠くだったりして、この十年ほど欠席続きでした。今年はわりと近くのホテルが会場だったので出かけましたが、日帰りしたので、二日目の今朝は6時に起きていろいろ準備して出かけたら、それでも9時開始にぎりぎりの滑り込みでした。
十年前に比べると組合員が減っているのか、参加者もかなり少なくなっていましたが、授業報告の中身や皆の熱心さはむしろ昔以上で、厳しい状況の中でがんばっている人たちのすがすがしい熱気のようなものに、気分よくなって帰ってきました。今の日本のあれこれ煮詰まった状況の中で、平和教育などの課題が、これまでになく切迫したものになっていることと、これは関係あるのでしょうか。あんまりというか、まるでいいたとえじゃないけど、地平線に敵の戦車の大軍が見えて来たから、かえって気楽になったみたいな感じがします、少なくとも、私は(笑)。
教材として扱ったと紹介された絵本や小説や詩が、どれも新鮮でよかったなあ。森絵都の「ぼくだけのこと」とか、石垣りんの「挨拶」とか。あと、沖縄の少年の詩とか、早乙女勝元の絹子さんという女性の戦争体験をもとにした絵本とか。皆とても、いい教材だった。教材以前に文学として楽しんで読めた。
◇今日着ていこうかどうしようかと、最後まで迷った叔母のワンピースは、前に母が着ていた時にのどもとのボタンがひとつ落ちていて、これがキンキラキンの上等のボタンで、代わりがありそうになく、あってもすごく高そうで頭を抱えていたら、先日、友人が、袖口についてる飾りボタンをとっちゃって、それを使えばいいじゃんと言った。もっともと気づいて、今朝つけかえようと思ったけど、そんな時間がとてもなくて、結局着て行けなかった。今からつけるか、明日にしようか。灰色の光沢のある変わった生地で、色とりどりの水玉模様が飛んでるという、なかなかすごい服なのである。
◇宮城県議選が気になって、皆さん投票に行きましょうと今朝ここで書きたくて、時間がなくてそれも忘れてしまっていた。結果、どうなったんだろうな。
そう言えば、自衛隊の志望者が二割減ったそうで、おっつけ経済的徴兵制になるのではと憂えている人たちもいる。そりゃ、この状況で二割程度しか減らないことが、むしろ不思議なくらいである。本当に、よほど状況が目に見えて変わらないと先のことは人は想像できないものなのだろうか。
それで言うなら原発の再稼働もだが、特に腹が立つのは四国の伊方原発だ。地元では再稼働を決定しているようで、四国の人も心配だろうが、何より海を隔ててすぐ近くの大分県の北部一帯は、何かあったらたちまち汚染地域だぞ。対策練ってる風もないし、意見を聞かれてる気配もないが、地図を見れば子どもでも猫でもわかりそうな一目瞭然のことなのに、なぜ誰も何も言わないのかふしぎでしょうがない。皇室とゆかり深い宇佐八幡宮も、観光地や考古学の宝庫として貴重な国東半島も、下手すりゃ別府の温泉も九重も湯布院も皆、人が住めない場所になりかねない。
学生によく、「文学史で、時代区分に目をくらまされて、そこで時代がぶったぎられるような錯覚をしてはならない」と教えるが、地理だってそうで、四国と九州とか、間に海があるからとかで、距離感が狂ってしまうなんてバカなことがあるのだろうか。いい年した大人の政治家や学者たちでも。
おっと、明日も早いので、もう寝ます(笑)。