何でもう正月から、「ガラスの仮面」なんだ。
まったくどうして新年早々こんなアホな話になるのか、自分でもわからないんですが(笑)。
寝たり起きたり昼と夜がひっくりかえったり、いろいろあったせいか、この数日何だか現実と夢の区別がびみょーにつかなかったり、人やものの名前が思い出せなかったり、明らかに自分でも変な気がして、わー、うつ病だ、アルツハイマー(若年性と言えるかどうかも微妙だが)だと自分でびびってしまって、何か思い出してみようと考えたら、とっさに浮かんだのが去年の暮れに読んだ漫画「ガラスの仮面」の最新刊だった。
すじを考え直していると、速水真澄さんのメガネの秘書さんがけっこう好きなのに(最近なんだか、いい仕事してるもんなー、この人)さっそく名前が思い出せない。ひー。
一時間ほど他のことしながら、あれこれ頭をひねっていたら、思い出したぞ、「水城くん」だった(←速水さんが呼ぶ時な)。ただし、ひょっとしたら水木くんだったかもしれん、そこのところはようわからん。
まあいいことにしようと思っていたら、今度はさっきまで覚えてた最後に登場する豪華客船の名前が思い出せない。くうう。
これも10分ぐらいばたぐるってから、そうかアストリア号だとやっと思い出したが、やばいぜほんとに。
でもなー、そんなこと考えていて思ったのだけど、(以下ネタばれです)渋滞にまきこまれて速水さんと連絡がとれず「携帯電話をおいてきてとたのんだのはわたくし」などとハンカチにぎりしめてる婚約者の鷹なんとか紫織さんよ、あんた自分のケータイは持ってんだろうが。したらば大財閥のお嬢さまかなんかであるからには、そっから(車内から。自家用車だぞ、それも!)どっかに電話して、アストリア号に連絡とらせりゃいいじゃんかよ。船のスタッフとか、きっと二つ返事でほいほい言うこと聞いて彼に「真澄さま」と電話をさしだしてくれるだろうによ。最近、すっかり悪役っぽくなってるけど、そこはお嬢さまでツメが甘いんだろうか。それとも、親にも内緒だったんだろうか、あの計画は。それにしちゃ自家用車使うのはこれまたツメが甘いんじゃないかい。
まあ、今はどうなったのか完結したのかさえ知らない細川千栄子の「王家の紋章」なんぞじゃ、こんなのはあたりまえの吐く息吸う息の日常茶飯事で、あんたなんでそこでそんなにがんばる必要あるんだ、どう考えてもムダでしょーがみたいな展開ばっかだったからシラけてたんだけど、「ガラスの仮面」は絵のデッサンが狂ってないのと、話の流れが快くてスムーズだから、こういう矛盾に気がつくのに時間がかかるなあ。気づいてもまーいーかって気になるし(笑)。
しかしこの漫画はじまったときは、田原俊彦がまだかわいこちゃんでアイドルだった時代背景だもんなー。登場人物の年齢とかはそれから五年も年いってないみたいなのに、現実の世の中は数十年たって変わりまくってるから、そりゃ携帯がフル活用できないのもしかたない、きっと時空のゆがみなんだわ、と勝手に納得してしまおう。
うーん、こんなこと書いてるひまに「ロビン・フッド」感想の続きを書けって話もあるが、まあそれも言ってみりゃけっこうアホな内容ではあるしな。といいわけしながら、皆さん、もうちょっとお待ちください、とお願いしておこう。
すみません、今年もきっとこんなんです。