近世紀行集成
昨年の暮れに追い込みになった私の仕事で、我ながら一番バカだったのは、書庫や書棚をいくらさがしても、自分の書いた本が見つからなかったことです。
ものによっては何十冊も保存しているものもあるのですが、国書刊行会の叢書江戸文庫というシリーズで出してもらった「近世紀行集成」って一冊、遠山の金さんの父親遠山景晋が北海道に行った紀行とかも入っていて、自分で言うのもなんですが、わりと貴重で面白い本が、どうさがしても一冊も見つかりません。
これも十冊いやもしかしたら百冊ぐらいはあったはずなのですが、人にやったり授業で使ったりしている内に、次第に減ってしまい、やっと見つけてやった!と喜んだら、なぜか箱だけだったりする。
家じゅう探せば中身はどっかにあるんでしょうが、この散らかった中ではそれも大事業だしと呆然としていたら、当時の原稿が残っていて、おお捨てないでいてよかったと信じてもいない神仏に感謝しながら、それで何とか引用部分の校正を確認しました。
それでもうこりたので、古本屋のサイトを調べて、とりあえず二冊注文しました。書店に言ったらもっと安いのか知れませんが、絶版になっている可能性もあるし、何やらあわててしまって、急遽注文してしまった。
じゅうばこさん
いや~、いいですね、その企画。でも私はまだ「格差論」もあげてないし、そっちも映画の感想に時間とられるんでしょう?
年末つめて仕事をして、やたらと体調悪くなったんで、今年はもう身体を大事に無理はしまいと、それを年頭の目標にしてるんですが、まったく退職者で年金生活者の言うことかい。(笑)
まあとにかく考えてみますわ。
一昨日降った雪がまだ屋根の上に残って、どさどさすべり落ちています。今日は雨の合間に雷が鳴る変な天気が続いています。
猫のカツジは雨の中、庭に出て、背中としっぽをぐっしょりぬらして帰って来ました。私がタオルでふいてやると、しっぽをひっぱられたのが気にくわないのか、久しぶりに軽くですが、かみつきやがりました。
おせち料理のカマボコはお口にあわなかったようで、やっぱり刺身がほしいようです。おまえはそれでも一見洋猫かい。