化けの皮
◇年の初めから株価は下落、原発輸出は頓挫と、いろいろけっこうなニュースが続いている。現政権の化けの皮がはがれ落ちるしかなくなって来たということか。
だいたい、世界の動きを見たら原発なんて時代遅れでしかないだろうに、何でそういうくだらんことを考えるかなあ。国内で反対意見や疑問を封じこめてると、結局こうして、日本がガラパゴスになるのよ。あーいや、そんなこと言ったらガラパゴスのトカゲかカメか何かから、失礼なことぬかすなと怒ってかみつかれそうだけど。
◇辺野古の署名、〆切がせまってきました。拡散して下さい。外国のかたも署名できますから、海外へも拡散を、どうぞ。
【辺野古の工事中止を求める署名・手順】ホワイトハウスへ送る!
英語ですが、簡単です!
署名サイト
Stop the landfill of Henoko / Oura Bay until a referendum can be held in Okinawa
・名前
・名字
・メールアドレス
の欄を埋めて「Sign」というボタンを押します。
すると即、メールが届きます。英語で長く書いてあるけど飛ばして(笑)、真ん中あたりに青字で、
「Confirm your signature by clicking here.」
とあるところをクリックします。以上!
◇DVDを借りに行って、邦画のドラマなんてふだん行かないところを歩いていたら、大昔のフランキー堺主演の「私は貝になりたい」のテレビドラマがDVDになってて、思わず借りてきてしまった。母といっしょに田舎の家のモノクロテレビで一心に見たのを思い出すなあ。「上官の命令で拒否できるわけないじゃん」と、家族皆で主人公に同情したっけ。
ついでに最近、新訳で読んではまった「風と共に去りぬ」のDVDも借りて来た。さっき見始めたら、日本語吹き替えもあって、面白そうだからそっちで見ている。ビデオは持ってるし、もう何回も見た映画だから、英語版はほぼ覚えているし。
あらためて今見ると、俳優もセットもロケもゴージャスだなあ。これを日本と戦争しながら作ったんだから、アメリカはそりゃ勝つよ。
昔の映画だから最初に配役が出るのだが、クラーク・ゲーブルがトップなのな。主役のヴィヴィアン・リーはこれがデビューの新人だからか、二番目に出る。
メラニー役のオリビア・デ・ハビランドは、ほんとはそんなに弱々しそうな感じじゃなく、むしろごつくて健康そうな人なのに、演技と雰囲気で完璧にメラニーになってるのはすごいと昔から思ってたけど、やっぱりうまいよなあ。あの、善意そのものの目なんて、あれが演技なんてほんとどうよ。
主役の二人ははまりすぎてて申し分ないんだけど、今度見直して見直した(笑)のは、アシュレー役のレスリー・ハワード(ひぇー、今確認したら、滝田裕介もこの役吹き替えたことあんのか。うちの家族の間では「事件記者のイナちゃん」だった人だけど)だよね。
この役は、「ウェスト・サイド・ストーリー」のトニーと同じく優等生の理想像すぎて影が薄くなる、やりにくい損な役の上に、この役は、スカーレットが頭の中でめちゃくちゃ美化して理想化してるけど、実はそうでもない人なわけでしょ、もちろん知的で上品で教養あって魅力的ではあるんだけど、誰がどう見ても、レットの方がカッコいいはずの役なんだよね。
私は昔初めて小説読んだときも、アシュレーの魅力がよくわかるのに、魅力的に見えないのに変にイライラしたし、映画もその通りだったんだけど、これはひょっとしたら、作者の高級すぎるテクニックかもねーと今回初めて思ったわ。アシュレーはスカーレットの頭の中だけの存在で、実際はそこまでの人じゃない。平凡で、弱い、わりと普通の人。
それを、読者や観客は見ててわかって、でも、スカーレットが抱いてる幻想もどっかで共有できる程度の人でなくちゃならんわけでしょ、アシュレーってのは。これって難しいぞう。小説と同様映画でも、成功してるのが奇跡だよ。
レスリー・ハワードすごいわ。どこまで計算してかは知らんけど。
そして、もう衣装や庭園や邸宅や、その他もろもろのみごとさと言ったら、見ているだけで、古きよき時代にひたってうっとりする。もちろん、小説のいろんな部分や設定はばさばさ削って、さくさく話が進むんだけど、映画は映画でちゃんとよくまとまってるし、これは見ていて楽しいなあ。正月DVDとしちゃ最高だったよ。まだ途中までだけど。
◇今日はスーパーに買物に言ったけど、きゅうりは高いし、おさしみはないしで(あれ、これ昨日と同じかな)、すごすごと引き返した。行きつけの花屋さんが開いてたので、オレンジのバラと鶏頭を買った。夕食は昨日のじゃがいも料理ですませた。味がしみて、すごくおいしい。じゃがいもって、長持ちするし、役に立つなあ。でも、大根も古くなりかけてるから、明日はこれを何とかしないと。