千客万来

数日前の朝のラジオでアナウンサーが「アジサイを剪定しすぎて花が咲かない」といたく嘆いていたけれど、うちのアジサイは無茶な剪定をしたのに、めっぽう元気だ。以前は青だった気がするのだけど、ここ数年はだんだん色が変化して、虹のような七色の花をつけている。二本だけ長く飛び出していたので、切って部屋に飾った。この後さらに花瓶の中でも変化して美しい色を見せてくれている。

ユリも二番手の花が開花した。今度のは粋な紫である。あーあー、草取りして回りをかっこよくしたいよー。

招かれざる客も多い。去年からずっと威勢がよかったウッドデッキ前の通路のパンジーが、急に元気がなくなったので、どうしたのかと思っていたら、奥庭のパンジーを食い荒らしたと同じ赤と黒の毛虫がついているのを昨日発見。かっとなって皆つぶして防虫剤をかけまくった。パンジー、復活してくれるといいが。

カツジ猫の金網の庭の草取りをしていて油断したら、でかいハエが一匹家の中に舞いこんだ。あー、どうやって退治しよう、そろそろ蚊取り線香だすかな、夜になって電気消してパソコンの画面に来たところを捕まえちゃろかと考えながら、広告紙の丸めたのをそばにおいていて、だめもとで机のはしにとまったのをひっぱたいたら、みごとに命中して早々と退治できた。私の腕もまだ鈍ってないのか、たまたまとろいハエだったのか。

そして草の生えまくった中庭付近の水まきをしていたら、真っ黒けのヘビさんがのたくって南天の木の下の草むらに入って行った。前からいたのかしれないが、ここに引っ越してきて十数年、ヘビには初めてお目にかかったような気がする。（あ、愛猫の故キャラメルが夏になると何匹もとってきて、居間で私に見せびらかしては頭から食っていたんだった、そう言えば。）

色合いからしてマムシではなさそうだし、田舎の家でよく見かけたカラスヘビのたぐいのようだったから、そのままにしておいた。ヘビの習性はよく知らんが、あの草むらに居を構えるのか、もうどっかにさっさと移動したのかしら。とにかく早くあのへんの草取りをしないことには。

隣りのご夫婦にヘビがいたことを告げて、「まあ野良猫が糞をして行くのよりはなんぼかましだし、毒蛇でさえなければ無問題」と話した。ご主人が「毒蛇は頭が三角というけど」とおっしゃるので、「それが顔を見てないんですよ。しっぽというか下半身だけで」とお伝えした。

ひぇー、もう六月も第一週。どうしてくれよう。