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国会を見ましょう。

◇皆さん、国会を見ましょう。国会を見ましょう。
本当にいろいろ、とんでもないことになっていますよ。

https://twitter.com/hashtag/%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%88%E3%81%86?src=hash

いや私もここ数日、忙しかったから、ネットのぞいてないんですけどね。
それだけに、たまにのぞくと、どういうか、政府の答弁ががくっとまた劣化してるのが目について、もう…。

あげればきりがないんだけど、例の自衛隊の内部文書を小池議員がとりあげて追及した最初のとき、中谷防衛相は、しどろもどろで、「そういうタイトルの文書があることは確認しましたが」なんて言ってたのですよね、たしか。

で、「知ってたら大問題だが、知らなかったらまたそれも大問題、どうする気だろう」と皆がネットで言い合ってて、その時の雰囲気では何となく、中谷さんは知らなかったのじゃないか、あの人正直だからかわいそうに、みたいな感じがどこかにあったと思うのですよ、私の感じでは。

そうしたら、しばらく見ていない間に、その当の文書の作成を命じたのは中谷大臣だったということになっていて、もうそれが普通にそうだったことになっていて、どんどん審議も進んでるようで、いやもちろん、そんな風だから、しょっちゅう中断してるんですが。

つまり平気で「知りません、そんなのあったんですか」みたいな答弁をしていたのが、「作れと言ったのは私でした」ということに、いつの間にかなっていて、もちろん小池さんも野党も怒りも抗議もしたんでしょうが、もうそんなことかまってられないほどに、他もいろいろひどいから、結果としてそこはそのままになっちゃってるようなんですが、つまり、今の国会で首相や閣僚の答弁は、まったくその場でころころ変わって、その場しのぎのウソついて、それを問題にしているヒマもないぐらい、法案全体がボロボロなわけで。

◇私はもう完全にやけで言ってるんですが、こういう法案の通し方もあるのかと。つまり、どこか致命的な欠陥があって批判される、否決されるというのは普通でしょうが、この法案は、あらゆる意味で、ぼろぼろすぎて、たたけばほこりがもうもうと上がって、視界がさえぎられ何も見えなくなり窒息し、どこをついても突っ込みどころが多すぎて、攻撃したら、ゾンビのように、ぼろぼろばらばら崩れるばかりで、まともなところが一か所もない。だから、あきれて見ているしかない。最低だなあ。

首相が最初にそればっかり言っていた、海外の日本人が避難するときの米国の船を護衛できない、というのも、そんなケースはまずあり得ないということで、今では首相も主張しない。もう一つ、バカの二つ覚えのようにくりかえしていた、ホルムズ海峡の機雷についちゃ、周辺の中東諸国がそんなこと心配ないと言って、これももう理由にあがらなくなってるし、首相自身が、そんなことを主な理由にしたことはないと例によって、あっさり前言取り消してる。

さぞ国民に支持されるだろうと思って首相が口にしたらしい「中国の脅威」については、こういう法律決めるときに他国を名指しで敵視するなど国際上の常識外れと批判され、翌日の共産党の大門議員だっけの質問ではまたまたあっさり「中国は友好を結ばねばならない相手」とか、首相はぺらっと答弁した、というか、せざるを得なかった。
もう、いったん口にしたからには責任もって中国脅威論に固執しなよ。「綸言汗の如し(えらい人がいったん口にしたことばは汗と同じで、二度と元に戻せない)」ってことわざ、完全にこの人の世界では死語なのね。

◇それでも首相が口にしたから、いいかげんに聞いて都合のいいことだけ覚えてる人は、この法案は中国の脅威を防ぐためなんだあとぼんやり思ってるかもしれんけど、あのね、中国が脅威かどうか危険かどうかは、それは私にもわからないし、じっくり考え話し合わなくてはいけないと思うけど、それこそこの前の戦争の総括から始まってですね。

でも、そういうこと言う前に、じゃ中国が脅威として、対抗しなきゃならないとして、この法案がそれに役立つと思いますか? どう考えても無理でしょう。

後藤さんが殺された人質事件のとき、首相がいたずらにテロリスト団体を刺激するような発言をしていたのに対して、2ちゃんねるで、多分中国がきらいで、危険と思ってる人が、「中東を敵に回すなんて首相はバカか」みたいなことを批判していて、その時言ってたのが「山賊とけんかしてるときに海賊とまでけんかしてどうすんだ」でした。不謹慎ながら笑いましたが、まさに、今回の法案が通れば、確実なことの一つは、これまでいい関係にあった(憲法九条のせいでですよ)中東諸国をテロリストも含めて、確実に敵に回すということです。

私は中国が嫌いとか危険とか言う人たちが、本気で中国と戦う覚悟があるのかと思う。戦う以上は勝たなくてはならないし、そのためには、食糧の自給率を上げ、国民の教育と福祉を充実させ、世界各国といい関係を結ぶことが絶対に必要でしょうに、TPPで農業破壊し、格差を広げて国民を疲弊させ、女性をバカにして子どもを減らし、アメリカ以外の国とはろくすっぽつきあいもせず、どう考えても、まともに戦争して勝とうと思ってる人間のするこっちゃないでしょう。

だいたい、誤解されるのを承知で言うけど、韓国にでも中国にでも、謝っておけばいいんですよ、いくらでも。何がそんなにいやなのか、ほんとに私はわからない。謝って謝って謝りたおして、相手がもういい、まあいいと言わざるをえないまで謝りまくる、世界中がもういいそこまでしなくてもとうんざりするまで心から謝って、相手にも周囲にも好感を持たれる。少しでもひどいことした、そしてあえて言うけど負けてしまった相手には、そうする以外はありません。道義上でも、戦術的にも。

そうしたら賠償金を要求されるの、今後の交渉で不利になるのと言う人がいるけど、アホですか。そこで譲らず、それはそれとして柔軟にしぶとく対処するのが外交でしょうに。
そういうことのすべてを含めて、過去を水に流させようと思ったら、相手にそれを言わせるしかないわけで、それも心から言わせるしかないわけで、そのためには、こっちが心からおわびするしかないわけで、もう、ただですむんだから、こんなに簡単なことないじゃないですか。ただですまなくならないことにならないような方法は、それは全力で考えるしかない。そのくらいできなくてどうするんですか。

ほんとに、だんだん言えば言うほど腹立ってくるのよね

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カツジ猫