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地雷

◎じゅうばこさん、ゆきうさぎさん

心配していただいてありがとうございます。カツジ猫も私も元気です。
やつは、毎朝のインターフェロンの点眼に、そろそろ気づいていやがるようになりました。夜に寝ぼけているときにさしてやった方がいいのか考慮中です。
気晴らしに、めったに借りない海外ドラマのDVDで、「ダート」というのを借りて来たら、面白いのですが、統合失調症で凄腕のパパラッチの男性が、かわいがっていた白猫のトリスタンというのをガンで死なせてぼろぼろになるという話があって、あちゃ~、よりによって今こんなものを見るとはと苦笑いしました。地雷を踏んだようなもんです。

じゅうばこさんが、昔ガンノイローゼになって、違う種類の恐怖を味わえば回復するだろうと、世界怪奇小説集を買って読んだら、「いもむし」というガンにかかる話があって、やられたと思ったと言っていたのを思い出しました。(笑)

◎庭の蝋梅が黄色い花をつけ始めていて、一枝取ってきて玄関に飾ったら、ドアをあけたとたんにいい匂いがして快適です。
愛猫の故キャラメルの墓の周囲にある水仙も開きはじめました。
水仙は毎年背丈が伸びていきます。もう14年にもなるので、かなり葉も茎も長くなっています。

◎年末に授業で「忠臣蔵」の話をしたので、この機会にと思って、森村誠一の「忠臣蔵」を読んでいます。さすがに語り口が巧みで、飽きさせません。それにしても、大石内蔵助のイメージは、どの作品でも変わりませんね。ゆらぎようがないというのか。古本屋に注文した「峠の群像」もそろそろ来るでしょうが、これは文庫本4冊なので、しばらく楽しめそうです。

中野三敏先生が「西鶴は戯作者」という、かねての主張を岩波の「文学」一月号に書かれたそうで、暮れの忘年会のとき、皆に「読んで、批判があったら教えてほしい」とおっしゃったので、これも大学生協に注文してあります。先生が満足して下さるように、立派に批判出来たらいいのですがねえ。(笑)

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カツジ猫