ぼくの、すとれす
まるい、つめとぎは、どのしゃしんも、ぼくが、うえに、のっているので、またよくとれたら、おくります。
かいぬしは、ぼくが、えいずとわかってから、
くしゃみをしても、せきをしても、ちょっと、ぐにゃっとねていても、
「だいじょうぶかい」ととんでくるので、うざいです。
そのわりに、おさしみをくれません。
「だって、おまえのすきな、かわはぎがないのよ。ほかのさかなは、ぜったいたべないでしょ」といって、
かわりに、かんづめを、あけてくれます。
ぼくは、ちょっとたべては、のこすので、かいぬしは、そとねこの、しまおにのこりをやっていたのだけど、
「ひょっと、しまおが、えいずでなかったら、
これって、うつるのかしらね、どうしようか」となやんでいます。
「でも、おまえは、しまおから、たぶん、うつされたんだよねえ。
だけど、ほんとうのところはわからないし。
しまおは、さわらせもしないから、けんさなんかできないし」と、いろいろ、なやんでいるみたいです。
ぼくは、いつも、かいぬしが、しごとをしているそばで、ねます。
こたつにいるときは、うしろのそふぁにねています。
このくっしょんは、すっかり、けだらけになったので、
ぼくの、せんようになりました。
かいぬしが、ともだちからもらった、ねこのかたちの、
せなかにかける、くっしょんも、そのうちに、ぼくのものになるかのうせいがたかいです。